高性能なスマホとは?重視するべきなのはRAMとROM?
スマホの種類は非常に多く、価格帯もさまざまです。
性能が良いスマホが欲しいと思う人がいる一方で、最低限しか使わないからコスパを重視したい人もいるでしょう。
今回は、高性能なスマホが欲しい人向けに、性能が高いスマホとは一体どのようなものなのか、RAMとROMとは一体何なのか解説していきます。
併せて、RAMとROMのどちらを重視するべきなのかについても触れていくので、是非参考にしてください。
高性能なスマホとは?
「高性能スマホ」とはよく聞きますが、具体的に一体どのようなスマホが高性能なのでしょうか。
高性能といわれるスマホの例をいくつか出してみたので、自分が一体どのスマホが欲しいのか考えてみましょう。
フリーズもなくサクサク動くスマホ
ある程度一度にたくさんのアプリを起動したり、音楽を聴きながら同時にスマホゲームをプレイしても動作が遅くなることもなくサクサクと操作できるスマホはかなり魅力的です。
膨大なデータを一度に処理する速度が速いと、ある程度ヘビーな使い方をしてもフリーズしたり動きが鈍ることがありません。
仕事などで容量の大きなファイル等をたくさん利用する人も、処理速度を重視する傾向にあります。
たくさんデータが保存できるスマホ
アプリを好きなだけ入れても本体の容量に空きがあり、写真や音楽などのデータもたくさん保存できるスマホも非常に人気があります。
保存できる容量が少ないと、入れられるアプリが限られてしまい、写真などもこまめに整理したりバックアップをしなければいけないなど手間がかかります。
本体の容量がたっぷり備わっているスマホも、性能が良いといえるでしょう。
画質や音質が綺麗なスマホ
画面の解像度が高く、鮮やかな写真や動画を楽しむことができるディスプレイや、高音質で音楽を楽しめるスピーカーなども非常に人気があります。
画質や音質が高いスマホもまた、高性能スマホといわれる場合が多いです。
スマホで映画やドラマなどの動画を楽しむ人や、通勤通学時に音楽を聴く人は、上記のような要素にこだわることでよりスマホライフが楽しくなります。
カメラ性能が良くクオリティの高い写真が撮れるスマホ
高性能スマホといって欠かせないのがカメラ性能です。
カメラ性能に関してはどのメーカーも非常にこだわっており、トリプルレンズやデュアルレンズといった複数のカメラレンズを搭載することでデジタル一眼レフ並の写真が撮れる機種もあります。
SNSなどで人気のあるポートレートも、スマホで気軽に撮影できるようになりました。
最近では夜景や月の写真まではっきりと鮮明に撮影できるスマホも登場しており、カメラを持たなくてもスマホのカメラ性能だけで十分綺麗で尚且つクオリティの高い写真が撮れると言っても過言ではありません。
RAMとROMについて
高性能なスマホの話題になると、必ずといって良いほど出てくるのが「RAM」や「ROM」といった言葉です。
では、RAMやROMといった言葉は一体どのような意味があるのでしょうか?
RAMとは?
RAMとは、「Randam Access Memory」の略で、CPU(中央演算処理装置)が作業(計算)を行う際に、記憶媒体からデータを読み出して「一時的に」格納しておく場所です。
CPUにとっては、記憶媒体から都度データを読み出すより、RAMに一度格納しておいたほうが圧倒的に速く処理できるのです。
これが私たちユーザにどう影響するかというと、「アプリがサクサク動くかどうか」とか「一度に起動できるアプリの数」に関係します。
RAMの容量が多ければ多いほど一度に起動できるアプリが多くなり、複数のアプリを同時に使用したり、容量の重いアプリを使う時にもサクサクと快適に利用できることになります。
前章の「フリーズもなくサクサク動くスマホ」を重視する人は、まずチェックするべき要素です。
ROMとは?
一方でROMとは、「Read Only Memory」の略で、日本語にすると「読み出し専用メモリ」、つまり「書き込み不能メモリ」のことを指します。
余談ですが、なつかしのファミリーコンピュータなどのゲームカートリッジに内蔵されているのがまさにROMで、ゲームデータが書き込まれたROMをゲーム機で読み取ってゲームをするのですね。
一方、ゲームカートリッジにセーブデータなどのデータを書き込むことはできません。
※一部データセーブができる機能を持ったカートリッジもありましたが、データを書き込む部分はROMではなく、別に書き込み可能な半導体が搭載されていました。
これが本来の意味のROMなんですね。
それがなぜか、スマホの世界では「スマホ本体にデータやアプリを保存できる容量」をROMと呼ぶことがあります。
「本体容量」や「本体メモリ」、「ストレージ容量」といった名称で呼ばれることもあります。
本来の意味ではROMという言葉はいまいちなのですが、一般的に使われてしまっているので、本稿でも本体メモリを「ROM」と呼ぶことにします。
話がそれましたが、ROMの容量が多ければ多いほど、本体に保存できるアプリやデータ、写真、画像などの数が多くなりますね。
高性能なスマホで重視するのはRAMとROMのどっち?
高性能なスマホが欲しいと思った時、重視するべきなのはRAMとROMどちらなのでしょうか。
冒頭で述べたように、高性能なスマホといっても種類や特長はさまざまです。
RAMかROMどちらかを重視するべきかは、自分がどのようにスマホを使いたいかによって変わるでしょう。
容量の大きいアプリを快適にたくさん使いたいならRAM
容量の大きなスマホゲームなどを使いたい場合は、RAMの容量が多い方がサクサク進めることができます。
最近のスマホゲームは綺麗な3Dグラフィックを採用していることも多く、スマホによっては処理が間に合わず全くプレイできないということもあります。
また、WEBサイトでもJavaScriptという言語をふんだんに使った処理の多いサイトでは、RAMが少ないとサイトの動きが重くなったり反応しなくなったりします。
そのようなトラブルを軽減させるためには、なるべくRAM容量の多いスマホを選ぶべきでしょう。
一般的なスマホのRAMは3GB~4GB
どの程度のRAMがちょうど良いのかわからない人も多いと思います。
一般的に平均的なスペックのスマホのRAMは3GBから4GB程度だといわれています。
LINEなどのSNSやYouTubeなどを使うことが多い、いわゆる一般的な使い方をするユーザーであれば問題ない量だといえますが、
Android OSもバージョンが変わるごとに肥大化し、アプリを立ち上げなくてもOS自体が常に使用しているメモリもどんどん大きくなってきましたので
最近は3GBですと、一般的な使い方でも少し心許ないかもしれません。
容量の大きなスマホゲームをプレイするなら6GBあると便利
容量の大きなアプリやスマホゲームなどをプレイしたい、大きなデータをアプリで処理したいということであれば6GB程度あると安心です。
6GBスマホとなると機種代金もかなり高くなるので、自分が普段どのようにスマホを使っているのかよく確認してから選びましょう。
ちなみに6GBでも安価なスマホもありますので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
OPPO Reno Aを買ってみたのでレポートします!
スマホ内に写真や音楽などのデータをたくさん保存したいならROM
純粋にスマホ内にデータやアプリをたくさん入れたいという人は、ROM容量を重視するべきです。
ROM容量が多くなればなるほど保存できるアプリやデータの数が増えます。
逆に容量いっぱいまで使ってしまうと、スマホの動きが鈍くなったりフリーズする原因となってしまいます。
そのため、ROMは自分が普段使う量よりもある程度余裕を持った容量を選ぶことをおすすめします。
一般的なスマホのROMは64GB程度
以前までは16GBや32GBのスマホが主流でしたが、最近では64GB以上が多くなりました。
アプリの容量だけでなく、写真や音楽データの質も向上し容量が大きくなっていることが理由だと思います。
ちなみにですが、3~4分程度のステレオの音楽データ1曲あたりを例に何がどのくらいのデータ容量になるか見てみましょう。
・一般的な128kbpsでエンコードされたmp3
→1曲当たり約5MB
・WaveやAIFFなどの非圧縮音楽データ
→1曲当たり約50MB
・サンプリングレート192kHz、ビットレート24bitの非圧縮ハイレゾ
→1曲当たり約300MB
となります。
ハイレゾは3曲で1GB!30曲いれたらもう10GBです!
ごく一般的にスマホを使う人であれば64GB以上あれば十分ですが、アプリをたくさんインストールしたり音楽をたくさん格納をたくさんする人、写真や動画をたくさん撮る人は128GBや256GBを検討することをおすすめします。
AndroidスマホならSDカードで底上げすることもできる
Androidスマホであれば、外部データとしてSDカードを使用することができます。(機種によって使えない場合もあります)
SDカードに写真などのデータを保存するようにすれば、本体容量を節約することもできるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
高性能スマホといってもさまざまな特長を持ったスマホがあります。
RAMとROMだけにこだわらず、自分がどのようにスマホを使いたいのか考え、自分のニーズに合った特長のスマホを見つけましょう!
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