【Android】サムスンの国内ブランドがGalaxyからSamsungに統一

2023年2月28日、サムスン電子ジャパンの日本国内で展開していたブランド「Galaxy（ギャラクシー）」を「Samusung （サムスン）」に変更・統一することを発表しました。

日本国内でGalaxyといえば、ハイスペックなAndroidスマホで有名ですよね。

何故サムスン電子ジャパンはこのタイミングでブランド名の変更・統一するに至ったのでしょうか。

これまで日本ではあまりSamsungの名前を出していなかった

サムスン電子は、これまでは日本国内でのブランドをGalaxyに統一してSamsungの名を表に出さずに活動していました。

例えば、Androidスマホの「Galaxyシリーズ」は「Gallery S6」から本体にSamsungのロゴの刻印が無くなっています。

その他にも日本国内でSamsungのサービスを利用するアカウントは「Galaxyアカウント」と呼ばれるなど、

海外では「Samsung ◯◯」と表示・呼ばれている部分は全て「Galaxy ◯◯」に置き換えられていました。

なぜそのような対処をしたかというと「日本ではSamsungよりもGalaxyの名の方が受け入れられやすい」という理由が大きかったようです。

やはり、日本国内では「Samsung＝韓国企業」というのが少なからず良くないイメージがあるようですね。

しかし、Samsungはそれを一斉に変更し、日本国内でも本来Samsungとして展開する商品は全て

グローバルスタンダードの「Samsungブランド」へ戻す事を発表しました。

もちろん、スマートフォンなど元から海外でもGalaxyの名で売られていた商品は、これからもGalaxyとして販売されます。

Samusungブランドへの統一に至った理由

Samsungブランドへの統一に至った理由は2つあるそうです。

1つは「これまではGalaxyというプロダクト名の認知を優先して活動してきたが、認知度がある程度向上したため」

2つ目は「昨今のSDGsの高まりも踏まえ、今後はSamsungの社名を出してグローバル企業としてSamsungの企業姿勢を示していきたいため」。

他の理由としては、明言を避けていますが日本国内での韓国のイメージが変化してきていることも背景にありそうです。

昨今の日本では韓国の飲食物（タピオカミルクティー、ホットク、スンドゥブなど）や韓流スターが流行しています。

韓国が日本で受け入れられつつある現在であれば、Samsungの名を使っても問題は無いだろうという判断に至った可能性はあります。

昨今のスマホ市場ではSDGsの意識が高まり、例えばiPhoneのAppleは充電器を別売りにしたり、付属のイヤホンを無くすなどの対応をしています。

サムスン電子は2月に開いた新製品発表会で、リサイクル素材の活用などについてプレゼンを行っていました。

公式サイトのURLが変更された

これまで、サムスン電子ジャパンは公式サイトのURLに「galaxymobile.jp」を使用して来ました。

しかし、今回のブランド名の変更・統一を受けて「samsung.com/jp」に公式サイトのURLが変更されています。

過去のURLは現在も有効ですが、自動的に新URLのページへリダイレクトされるように設定されています。

【Samsung Japan公式サイト】

https://www.samsung.com/jp/

既存スマホのブートロゴ（起動画面）もSamsungへ

日本で販売された既存のGalaxyスマホも今春以降のアップデートでブートロゴ（起動画面）がSamsung表記になることが発表されています。

Galaxyユーザーが見慣れたGalaxyのブートロゴが見れるのは残り少ない期間のみとなりそうです。

また、これまで「Galaxyがどこのメーカー」か分かってない人達が一斉に「Galaxy＝Samsung」

であるを認知することにも繋がりそうです。

Samsunオンラインショップがオープン

サムスン電子ジャパンはブランド名をSamsungに統一すると同時に「Samusung オンラインショップ」をオープンしました。

このようなショップの開設はサムスン電子ジャパンを設立後、初めての取り組みです。

これまで、Samsung（Galaxy）の製品は主に携帯キャリアで販売されてきました。

最近ではAmazonや家電量販店での取り扱いも増え、ついに公式オンラインショップが加わります。

現在、Samsungオンラインショップで購入できる製品は限定されています。

Samsungは海外ではタブレットやPCなどの製品を多数展開していますが、それらの商品はまだ日本に上陸していません。

Samsungブランドへの統一を受けて、それらの商品も今後日本で販売されるかもしれません。

「Samsungオンラインショップ」

https://www.samsung.com/jp/offer/

まとめ

サムスン電子ジャパンは日本国内でのブランドをGalaxyからSamsungへ統一することを発表しました。

Galaxyは国内外で人気のAndroidスマホブランドで、世界のスマホシェア第1位を誇ります。

そんなブランドが日本市場への本格参入を目指してか、ブランド名の変更に至ったわけです。

SamsungやこれまでGalaxyというブランドを表面に出して活動していた理由は

やはり、「日本での韓国のイメージが悪い」という点が大きいです。

なるべく韓国色を排除するために「Samusung 」の名前は表に出さないようにしていたのです。

しかし、最近は飲食物やアイドルなど、日本で韓国文化が受け入れられつつあり、

このタイミングでグローバルスタンダードな「Samusung 」ブランドの統一という決断をしました。

同時に「Samsungオンラインショップ」も開店し、今後Samusungブランドの商品を販売していく土台作りも始めています。

近い将来、SamsungブランドのタブレットやPC、家電などが日本でも気軽に購入できる日が来るかもしれません。