Androidの新機能「クロスデバイスサービス」を解説
2024年7月19日にGoogleからAndroid端末を対象に「クロスデバイスサービス」がリリースされました。
「クロスデバイスサービス」は、あまり聞き慣れない機能だと思いますが、こちらの機能が搭載されたことで、Android端末同士の連携がよりシームレスになります。
今回はAndroidで提供が開始された「クロスデバイスサービス」について解説します。
Android端末をお使いの方は、今回の記事を参考にしてみてください。
この記事に書いてること♪
Androidの「クロスデバイスサービス」とは?
Androidのクロスデバイスサービスとは、Androidスマホやタブレットでシームレスな共有を可能にする機能です。
2024年7月にリリースされた機能で、クロスデバイスサービスを使うことで、ビデオ通話中にデバイスを切り替えたり、スマホのアクセスポイントを他のデバイスから有効にしたりできます。
では、Androidのクロスデバイスサービスの対象機種や利用条件について見ていきましょう。
対象機種
Androidのクロスデバイスサービスを利用するためには、以下の対象機種を用意しなければなりません。
- Android 11 以降を搭載した Android スマートフォンまたはタブレット 2 台以上
クロスデバイスサービスを利用しようと思っている方は、お使いのAndroid端末のOSバージョンをチェックしてください。
利用条件
Androidのクロスデバイスサービスを利用するためには、以下の利用条件を満たす必要があります。
- 両方のデバイスでログインしている Google アカウント
- 両方のデバイスで Bluetooth をオンにする必要があります
- クロスデバイスサービス機能を有効にする
連携するAndroid端末は、Googleアカウントにログインしなければなりません。
Googleアカウントにログインをした上で、Bluetooth機能をONにすることで、デバイス同士が互いを検出できます。
クロスデバイスサービスが有効になっているかどうかは、以下の手順で確認してください。
- 設定アプリを起動する
- 「Google」を選択する
- 「デバイス、共有」を選択する
- 「クロスデバイスサービス」を選択する
- 「クロスデバイスサービスを使用する」がONになっているかを確認する
クロスデバイスサービスで何ができる?
Androidのクロスデバイスサービスを利用すると、以下のことができるようになります。
- ビデオ通話中に端末の切り替えができる
- デバイス間でインターネット共有できる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
ビデオ通話中に端末の切り替えができる
Androidのクロスデバイスサービスを利用すると、Google Meetでのビデオ通話中にデバイス間をシームレスに切り替えられるようになります。
例えば、Androidスマホでビデオ通話をしている最中に、Chromebookに切り替えるなどが可能にできます。
ビデオ通話中に使用中のデバイスで他のことをしなければならなくなった場合でも、他のデバイスに切り替えて通話を継続できます。
デバイス間でインターネット共有できる
スマホのアクセスポイントを付近の他のデバイスから有効にすることもできます。
例えば、Androidスマホの回線でテザリングをしたい場合でも、Chromebookからの操作でアクセスポイントを有効にしてネットに接続できます。
Androidの「クロスデバイスサービス」を使うには?
クロスデバイスサービスを利用するには、お使いの端末であらかじめ設定をする必要があります。
連携する端末を以下の手順で操作して、クロスデバイスサービスをONにしてください。
- 設定アプリを起動する
- 「Google」を選択する
- 「デバイス、共有」を選択する
- 「クロスデバイスサービス」を選択する
- 「クロスデバイスサービスを使用する」がONになっているかを確認する
お使いの端末で上記の設定を行うと、クロスデバイスサービスが使えるグループとして設定されます。
デバイスのグループを確認する
クロスデバイスサービスで使用しているグループを確認する方法は以下の通りです。
- 設定アプリを起動する
- 「Google」を選択する
- 「デバイス、共有」を選択する
- 「クロスデバイスサービス」を選択する
- 「デバイスグループ」でGoogleアカウントをタップする
グループに属している端末は定期的に管理しておきましょう。
グループからデバイスを削除する
グループ内に属している端末を整理したい場合には、以下の手順で削除してください。
- 設定アプリを起動する
- 「Google」を選択する
- 「デバイス、共有」を選択する
- 「クロスデバイスサービス」を選択する
- 「デバイスグループ」でGoogleアカウントをタップする
- 削除するデバイスを無効にする
まとめ
Androidで提供が開始された「クロスデバイスサービス」について解説しました。
2024年7月に新しくAndroid端末にリリースされた新機能で、これまで以上にAndroid端末同士の連携を深めた使い方ができるようになりました。
Android 11以上の端末であれば利用できるため、お使いの端末を確認してみてください。
ビデオ通話などを頻繁に利用する方は、今回の記事を参考にして、Androidのクロスデバイスサービスを活用してみましょう。
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