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Androidが大型化した理由は?性能確保やコロナ禍などが影響

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Androidスマートフォンは現在大型化する事例が増えています。

それにはこのコロナ禍のご時世もかかわっており、機能性向上などにも役立っていますが課題もあるのがポイントです。

実際大型化だけでは獲得できないユーザーのために、小型Androidスマートフォンを発表する事例もあります。

今後Androidスマートフォンを選ぶ予定がある方は、自分にとって大型、小型のどちらが利用に適しているのか考えるきっかけになればうれしいです。

今回はAndroidスマートフォンが大型化している理由や、小型機種がいまだ一定のニーズを獲得している要因などをご紹介していきます。

Androidスマートフォンが大型化した理由とは?外出が減ったといった要因もあり

Androidスマートフォンは、段々と大型化してきています。

ついにはわざわざ2台分の画面を使って大きなディスプレイサイズを確保する「フォルダブルスマートフォン」まで登場しました。

Androidスマートフォンをわざわざ大型化するのには、次のような理由があります。

4G回線の整備・普及

登場当初のスマートフォンは、従来のガラケーに毛の生えたような機能しか備えていませんでした。

実際、ガラケーで使われている3Gにしか対応していないスマートフォンが使われていたほどです。

しかし4Gが一般的に使われるようになると、状況が一変します。

  • 高画質で精細なゲームの登場
  • フルHDレベルでの動画撮影が可能に

といった変化によって、4Gに対応するのを前提とした大型化・機能追加等が行われました。

そして手のひらに入るような小さなサイズのスマートフォンの種類は減り、ゲーム操作等に対応できる大型のAndroidスマートフォンなどがもてはやされるようになります。

中には6型サイズのディスプレイを備えるスマートフォンを、タブレットとの間にある機種ということで「ファブレット」と呼ぶような動きも広がりました(現在ではあまり聞きません)。

スマートフォン自体を大型化しようという動きは、今に始まったことではなく4G登場以降からすでに存在していたのです。

機能性を向上させるため

Androidスマートフォンにたくさんの機能を搭載しようとすると、どうしてもスペースを確保するために大型化を行わざるを得なくなります。

  • バッテリーの容量を増加させたい
  • カメラの精度を上げたい
  • その他AI対応チップといった回路を付けたい

といった各ニーズによって、サイズに違いはありますが大体スマートフォン自体は大きくなっていく傾向にあります。

もちろんバッテリーを薄型化したり、集積回路を小型化したりと企業努力はなされていますが、限界が来るとスペース拡大のためサイズを大きくして対応する方向に行ってしまうのがポイントです。

ただし大きくし過ぎると

  • そもそも携帯回線搭載のタブレットで用が足りる
  • 片手で操作できないのならば使う必要がない

といった考えも多くなります。

ということでスマートフォン自体のサイズは現在、6~7インチの間ほどに収まっているようです。

ちょうどスマホ表面のディスプレイ面積を広くする「ベゼルレス」といった技術も広まり、スタイリッシュでサイズをなるべく抑えたスマートフォンが作りやすくなりました。

これより小さかったり大きかったりすると、ニッチなユースのスマートフォンと言われるかもしれません。

7インチを超えるようなスマートフォンでは、ファーウェイのMate 20 X (5G)などが人気を得ています。

コロナ禍で外出での利用用途が減少する

直近でAndroidスマートフォンの大型化が進む理由としては、やはり現在のコロナ禍での需要変化が挙げられます。

コロナ禍では感染防止のため、外出自粛がスタンダードとなりました。

そしてビジネスでもテレワーク等が広まり、オフィスへ出社する機会が減ったのもポイントです。

結果的に電車といった手段で移動するニーズが減り、自宅で操作を行うニーズに関連した機種が人気を集めるようになりました。

自宅ではあまり動きませんし、小型のスマートフォンを持っていても操作がしにくく携帯のしやすさも役に立ちません。

そして携帯性に代わって

  • 動画ストリーミングサービスで映画を見たい
  • ゲームアプリをディスプレイを全部使ってスムーズにプレイしたい

といったニーズのほうが多くなってきました。

また仕事の際も、書類を見たり少し文字を打ったりするのには大型のスマートフォンのほうが向いています。

そこで各社がコロナ禍でのニーズ変化に対応した、大型のスマートフォンを販売する方向に舵を切ったのがポイントです。

この傾向は日本でも国外でもあまり変わりありません。

それでも小型のAndroidスマートフォンが発表されている理由とは?キャッシュレスニーズなどが存在

大型化の傾向が進んでも、依然として小型のスマートフォンをアピールする企業はいます。

特に日本国内では、小型ニーズが顕著に表れているのがポイントです。

ここからはその理由を解説していきます。

財布代わりと考えると小型のほうが有利

日常で交通手段やレストラン、スーパーなどを利用する際、小銭やお札を出すよりもキャッシュレスアプリを使う方が増えました。

このようにスマートフォンは今や、財布の代わりとしても機能しています。

財布は大きいよりも、小さいほうが取り回ししやすいです。

そしてAndroidスマートフォンを財布として使うのならば、いつでも取り出せるようにポケット等に入れやすい小型機種のほうが好まれるでしょう。

また決済時に安定して片手で持てるというメリットも小型機種が求められる要因となっています。

手が小さい人は小型のほうが使いやすい

そもそも手が小さい人は、自分の手のひらより圧倒的に大きいスマートフォンを持て余す可能性が高いです。

ホールドしにくいと落下する危険性も増しますし、重量を手で押さえきれないので操作も不便になります。

そこで手の小さい人にとっては、手のひらに収まりやすい小さい機種のほうが適しているのも小型機種が人気のある要因の1つとなっています。

日本人は手の小さい人も多いので、小型機種ニーズが特に高いとも言えるでしょう。

文字入力を片手で行える

日本では多くの人がガラケーを使っていました。

そしてガラケーでは片手で操作のできるテンキー入力が中心だったのもポイントです。

Androidスマートフォンへ買い替えてもテンキーで片手入力して、もう片方の手を別の用途で使おうというニーズがたくさんあります。

つまりガラケーのキー入力感覚でAndroidスマートフォンを利用しようという人が複数いるのも、いまだに同じように使い続けたい方の小型機種へのニーズを集めているのでしょう。

まとめ

今回はAndroidスマートフォンが大型化している理由や、小型機種がいまだに一定のシェアを獲得している要因などを解説してきました。

今後も大型化のニーズはあるでしょうが、ベゼルレスといった技術進化によってこれ以上ありえないほど大型化する可能性は少なくなっています。

ですから7インチを大きく超えるような機種は将来的にも出しにくいと思います。

また小型化のニーズも一定あるので、今後は小型機種を一定数出しながら、後は大型ジャンルのAndroidスマートフォンに力を入れる企業が増えていくでしょう。

大型と小型どちらがよいかは、普段のスマートフォン利用ケースや手の大きさなどで考えるとよいです。
 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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