Gmailより安全なフリーメール「Protonmail」とは?
先日、Googleの全サービスがダウンして世界中が大混乱しました。
GmailやYoutubeはもちろん、GoogleドキュメントやGoogle Drive、GooglePlayなど様々なサービスが一時的に利用できなくなりました。
GoogleやAppleなど、サービスを1つに統一すると各サービスが連携できてとても便利です。
しかし、今回のように一度問題が発生してしまうと何もできなくなってしまう可能性も秘めているのです。
可能であれば、利用するサービスはセキュリティ面も考慮して分散するのが望ましいです。
今回は、特にメールに焦点を絞ってGmailの代わりになるサービスを紹介します。
Gmailの移行を考えている方やサブでメールを作りたい方、プライバシーが気になっている方におすすめのメルサービスです。
Googleは危険?
元Googleのエンジニア、ヴォリー氏はGoogleを退社後にGoogleの現状を暴露しました。
「Googleはユーザーを監視している。Google離れが必要だ。」
Googleは検索エンジンを中心に、今や世界を代表するIT企業の1つです。
検索エンジン、フリーメール、スマホ、マップなどあらゆるジャンルで1位の人気を誇っています。
しかし、Googleはそれらのサービスを通じてユーザーを監視しているというのです。
実態は分かりませんが、Googleに利用サービスを集中させすぎるのは良くありません。
必要に応じて、代替サービスを利用することでリスクを分散させることができます。
例えば、筆者は検索エンジンはDuck Duck Goというサービスを利用しています。
Protonmail(プロトンメール)
Protonmailはプライバシー保護に注力しているフリーメールです。
欧州原子核研究機構(CERN)の元研究者らが開発したスイスを拠点とした完全中立のサービスです。
日本語に対応しているため、Gmailからの移行も容易です。
Gmailと比べ、プライバシー保護とセキュリティ面で大きく勝っています。
サイバーセキュリティはもちろん、核攻撃にも耐える地下1000mにデータセンターを設置しています。
Protonmailのメールデータはサーバ上に暗号化されて保存されます。
送受信時も暗号化されているため、第3者に傍受されるリスクがありません。
暗号方式には非常にセキュリティに強い「公開鍵暗号方式」を採用しています。
Protonmailのメールデータには管理者であるProtonmailですらアクセスすることはできない設計になっています。
ですので、Protonmaiの内部職員が悪意を持ってメールから情報を収集することもできないのです。
これは、メールの内容を内部から確認できてしまうGmailとは全く異なる設計です。
ProtonmailはPC、スマホで無料で利用できます。
Protonmail(公式サイト)
Protonmail(Androidアプリ版)
日本国内での使用に一部問題も
Protonmailを日本国内でメインメールとして使用する場合、少し不便な部分があります。
ニコニコ動画など、一部サービスではProtonmailのメールアドレスを利用できない問題があります。
これは一部ユーザーにとっては非常に大きな問題になるかもしれません。
大抵のサービスは問題なく使用できるので、
Protonmailはビジネス用と割り切って使用するのが良いかもしれません。
まとめ
Protonmailはプライバシー保護とセキュリティに特化したフリーメールです。
Gmailよりもセキュリティを強化したい方は移行を検討しても良いと思います。
実際に筆者はGmailからProtonmailへメインメールを移行しましたが、
今のところは全く問題がなく使用し続けられています。
Googleサービスの一斉ダウンもメールに関しては影響を受けることはありませんでした。
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