Amazon Fire HD 8 (12世代)レビュー

Amazonの人気タブレットシリーズ「Amazon Fire HD 8」の第12世代バージョンを入手しました。

※Amazon Fire HD 8は世代によってサイズや性能、機能が異なります。

 

Amazon Fire HD 8(12世代)のスペック

  • 端末名:Amazon Fire HD 8(12世代)
  • 発売日:2022年9月
  • ネットワーク:Wi-Fi ※SIM非対応
  • Bluetooth:5.2
  • ディスプレイ:8インチ、1,280×800(HD+)
  • サイズ:202×137×9.6mm
  • 重さ:337g
  • カラー:ブラック、ブルー、ローズ
  • OS:Fire OS ※Androidベース
  • CPU:※非公開 2.0GHz、6コア
  • メモリ:2GB
  • ストレージ:32GB、64GB
  • 外部ストレージ:MicroSDカード ※最大1TB
  • 背面カメラ:シングルカメラ、200万画素
  • インカメラ:ベゼル内蔵式、200万画素
  • NFC、FeliCa:非対応
  • バッテリー:※非公開

 

Amazon Fire HD 8はCPU(SoC)、バッテリーなど

重要なスペックが非公開となっており、スペック表からは性能が予測できなくなっています。

 

メモリ数は2GBと少なく、とてもゲームなどには使えません。

また、ストレージ容量も最大64GBと、メイン機として使うには不安です。

 

動画鑑賞やブラウジング程度のみで使う「サブ機」として使うのであれば問題ありませんが、

ゲーム、カメラ、イラスト、動画編集などスペックが求められる作業をしたい人は

スペックが公開されていて、よりハイスペックなタブレットを選択するほうが良いでしょう。

 

あくまでも動画や読書、漫画専用のタブレットであると考えましょう。

 

Antutuスコア ※測定不能

Amazon Fire HD 8の性能を計測するため、

Amazonストアからベンチマークソフト「Antutuベンチマーク」をインストールしてみました。

しかし、ベンチマークが上手く動作せず開始からわずか5%で停止してしまいました。

 

本記事としては、Amazon Fire HD 8のスペックは「不明」とせざるを得ません。

 

非正規の方法でAndroid用の最新版Antutuベンチマークをインストールすることで

スペックを計測することができるようですが、本記事では行いません。

 

コンパクトさが最大の魅力

Amazon Fire HD 8の魅力はその「コンパクトさ」です。

タブレットにしては小型の8インチディスプレイを搭載しています。

 

スマホよりも大きくて見やすく、他のタブレットよりは小さくで持ち運びやすい、

常に持ち運んでカジュアルに使うタブレットとしては丁度よい大きさです。

 

画面解像度は1280×800と最近のスマホなどには劣りますが、

YoutubeやAmazon Prime Videoの動画を見たりするには十分です。

 

セール対象になりやすくコスパが高い。しかし強力なライバルも

Amazon Fire HD 8はAmazon製品ということもあり、

頻繁にAmazonでセール対象になっています。

 

元から他のタブレットに比べて安い商品ではありますが、

セール時はさらにお得に購入することができます。

 

発売当時の2022年は確かにコスパ最強クラスだったのですが、

2023年に強力なライバルが現れました。

それが、同じく8インチディスプレイを採用した「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」です。

 

iPlay 50 Mini Proの価格はAmazon Fire HD 8よりも7,000円ほど高いですが、

スペックが公開されており、ハイスペックなCPU Helio G99を採用しています。

 

動画や漫画などの「メディア専用機」にするならAmazon Fire HD 8。

少しゲームもやるという人にはAlldocube iPlay 50 Mini Proがおすすめです。

 

Google Play(Androidアプリ)が使えない

Amazon Fireタブレットシリーズ全てに共通する仕様ですが、

Google Play(Androidアプリ)を使用することができません。

 

Amazon Fireタブレットシリーズのアプリは、

全て専用の「Amazonアプリストア」からインストールすることになります。

そのため、Amazonアプリストアで配信されていないアプリは使用することができません。

 

有名なアプリの例を挙げますと「LINE」、「TVer」、「Slack」といったアプリが利用できません。

気軽に映像を楽しめることを売りにしているAmazon Fire HD8にとって

TVerに対応していないという点は大きなマイナス点となります。

 

これらのアプリは非正規の方法でGoogle Playをインストールすることで利用可能になりますが、

本記事ではその方法の解説は行いません。

 

まとめ

今回はAmazon Fire HD 8(12世代)をレビューしました。

Amazon Fire HD 8は、Amazonの人気格安タブレットです。

 

価格の安さと本体サイズの小ささが魅力的です。

画面解像度は1280×800と必要十分であり、発色の綺麗さから解像度の不足は感じません。

 

しかし、詳細なスペックが不明であり、

実際に使用していてもゲームなどは厳しいように感じます。

 

また、Amazon Fireタブレットシリーズ共通の仕様ではありますが、

Google Playに対応していないというのもかなり不便です。

せっかくAndroidベースのOS(Fire OS)を採用しているのですから、

Google Playは使えるようにしてほしいものです。

 

特に、定番アプリのTVerなどに対応していないという点は致命的です。

Fire HD 8 でTVerの映像を楽しみたいという人は多いはずです。

 

結論としては、Amazon Fire HD8はメイン機には全く適していないと言わざるを得ません。

「動画」や「漫画」、「読書」などマシンスペックを必要としない作業を

軽くて小さいタブレットで楽しみたい人にのみおすすめです。

 

ゲームなどを小型タブレットで楽しみたい人は、

Alldocube iPlay 50 Mini Proなど他の選択肢を検討してみましょう。
 

 

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べすれい

べすれいと申します。
スマホゲームを開発している会社で働いていた経験があります。
AndroidとiPhoneを使用した結果、Androidに落ち着いています。
スマホゲーム開発の経験も活かし、スマホの便利情報をお伝えできればと思います!

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