Androidのお楽しみ隠し機能!イースターエッグをまとめてみた

Android OSを搭載したスマホには、開発者が遊び要素を潜ませているのをご存じでしょうか。

機能的には生活・ビジネスで役立つものではないかもしれませんが、知っておくとミニゲームがプレイできたり、普段スマホを操作しているだけでは分からない隠し要素を見つけたりできるのがポイントです。

そしてこの遊び要素は、Androidのバージョンごとに異なるのも面白いところです。

今回はAndroidの隠し要素、「イースターエッグ」について解説していきます。

Androidを普通に使っているだけでは見つからない!イースターエッグとは

イースターエッグとはもともと外国でポピュラーな催し物として行われている、キリスト教に関係するイベント「イースター祭」で使われる卵です。

そしてAndroidにおけるイースターエッグとは、イースター祭で行われる卵を使った遊びをモチーフにしています。

イースターエッグは基本的に使い回しされることはなく、Androidがバージョンアップするごとにコンテンツが変わっているのもポイントです。

もし古い機種と新しい機種を両方持っている場合は、別々のイースターエッグを確認して楽しむことができるでしょう。

Androidのイースターエッグはどうやって表示するの?

Androidのイースターエッグは、遊び要素であり隠し要素でもあるので普通にスマホを操作しているだけでは確認することができません。

しかし表示する方法は知っていればシンプルです。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「デバイス情報(「電話情報」などと言い換えられているケースもあり)」メニューをタップする
  3. 「Androidバージョン」をタップ
  4. 表示された画面の「Androidバージョン」を3回ほどタップ

4の手順で数回タップしても表示されない場合は、タップ速度を上げて複数回タップしてみてください。

すると隠し要素の画面が表示されるはずです。

タップ速度が遅いと別々のタップ扱いになり、複数回タップされたことが認識されないので注意しましょう。

Androidのイースターエッグの歴史!バージョンごとにご紹介

次はいよいよ、Androidのイースターエッグの歴史を、バージョンごとにご紹介していきます。

Android 2.3.x

Android 2.3.xという初期のAndroidバージョンのイースターエッグは、処理能力が小さいといった背景もありゾンビの絵が表示できるだけのシンプルなものでした。

タップで「Zombie Art by Jack Larson」と作品名と作者名が表示されるのが特徴です。

今では骨董品扱いでありまともに使えないので、持っている方は少ないかもしれませんが中古ショップでまだ取り扱っているところがあります。

Android 3.x

Android 3.xでは、Androidの公式イメージキャラクターの「ドロイド君」がミツバチになったイラストが表示されます。

タップで「REZZZZZZ…」という鳴き声が聞こえるのも特徴となっています。

ちなみにAndroid 3.xはタブレット向けのOSであり、スマホしか触ったことのない方は見覚えすらないかもしれません。

Android 4.0

Android 4.0ではイースターエッグとして、懐かしいドット絵調のコンテンツが表示されます。

ドロイド君がアイスクリームサンドイッチとなったキャラクターがドット絵調で表示されますが、長押ししてみるとサイズが大きくなり、たくさんのドロイド君が表示されるようになっているのもポイントです。

このイースターエッグの元ネタは「Nyan Cat」という、当時トレンドだった動画です。

Android 4.1-4.3

「JellyBean」と名前の付いたAndroid 4.1-4.3系のOSでは、ドロイド君がジェリービーンズになって笑っている謎の絵が表示されます。

この絵をタップすると、画面上にジェリービーンズが散らばりジェリービーンズ状のドロイド君もその中に混ざったイラストが表示されるのがポイントです。

ジェリービーンズは指ではじいて操作することが可能であり、いわゆるユーザーが操作できるインタラクティブなイースターエッグはこれが初めてでした。

Android 4.4

このOSバージョンは「Kitkat」という名前が付いています。

タイトルの通り、ネスレの有名菓子「キットカット」とコラボしたバージョンです。

イースターエッグでは最初に大きな「K」が表示されるようになっており、タップすると回転します。

タップを続けているとキットカットをモチーフとした「Android」というデザインフォントが表示されます。

さらにお菓子をテーマとしたドロイド君のイラストが複数表示されるのも面白いところです。

タイル状に並んでいるイラストは操作が可能であり、ボツになった案も表示されているので確認できる方は試してみてください。

Android 5.x

Android 5.xでは、「Lollipop」というお菓子がタイトルモチーフとして使われています。

イースターエッグにおいては「Flappy Bird」という当時トレンドのアプリを参考にしており、ロリポップキャンディーの間をドロイド君が通り抜けられるようにタップ操作するミニゲームがプレイ可能です。

シンプルな操作ですが、難易度としては難しいレベルでありやり込み要素があります。

Android 6.0

Android 6.0では、Android 5.Xのイースターエッグをさらに進化させたようなミニゲームがプレイ可能です。

モチーフはマシュマロとなっており、マシュマロの間をドロイド君が通り抜けるようにタップ操作をします。

ゲームの内容としては6体までドロイド君を増やして操作できるのがポイントです。

同時操作という難易度の高いプレイを要求されるのがだいご味となっています。

Android 7.x

猫をモチーフにしたイースターエッグゲームがプレイできます。

餌を選択したりして猫が集まってくるようにして、集めていくミニゲームになっています。

「クイック設定パネル」を使うのも特徴であり、元ネタは「ねこあつめ」というトレンドアプリでした。

Android 8.0

8.0にちなんでタコがモチーフとなっています(足が8本といった要素が同じだから)。

ドロイド君ライクなタコのイラストが表示され、引っ張って遊ぶことができます。

シンプルなコンテンツですが、隙間時間にプレイするとリラックスできるでしょう。

Android 9

Android 9では、ペイントツールがイースターエッグで使用できます。

文字を書いたりカラーフォントを使ったりして、鮮やかな作品を作ることが可能です。

お絵描きが好きな方にはおすすめです。

Android 10

ピクロスというパズルゲームをイースターエッグでプレイ可能です。

表示される「Android 10」を長押しで文字を移動できるようになるので、1と0で「Q」を作るとピクロスが表示されます。

スマホで使われるいろいろなアイコンが出題されます。

Android 11

ダイヤルアイコンが出てくるので、何度も回して操作していると11の数字と、猫のアイコンが同時に表示されます。

電源メニューに餌といった猫集め要素が表示されるので、上手く活用しながら猫を引き寄せていくのがポイントです。

Android 12

イースターエッグとして時計が表示されます。

12時に合わせると12と書かれたバブルが中央に、その周辺にサイズやカラーが違うバブルが複数表示されるのが特徴です。

「Material You」という、Googleのデザイン技術を遊び要素にして紹介しています。

ちなみに上記操作後に、ウィジェットへ「Android S Easter Egg」が追加されます。

タップして表示するとカラーコード表が表示されるので、サイズを変更すると複数のコードを確認可能です。

Android13

Android13ではAndroid12と同じように時計が表示されるので、13時、つまり1時の方向へ時計を合わせます。

すると同じようなバブル画面が表示されますが、長押しするとバブルが花になったり、顔になったりと都度変化するのがポイントです。

ランダム要素もあり、同じ柄を表示しても微妙に配置が異なってくるのも特徴です。

まとめ

今回はAndroidのイースターエッグを、バージョン別にご紹介してきました。

イースターエッグは隠し要素であり、必要な機能ではありませんが開発者の遊びを見ることができるので面白いです。

またバージョンアップに伴い、ユーザーが操作できるようになったりといった変化があったのもポイントです。

今後のAndroidでもイースターエッグが廃止されることはないと思うので、機種を変更した際に仕様を確認するのも楽しみの一つになりそうですね。
 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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