楽天モバイルがスマホと衛生間の直接通信に成功!2024年末頃にサービス提供開始か

楽天グループ株式会社は2020年頃から水面下でスマホと衛生の直接通信を可能とするサービスの準備を進めています。

 

楽天モバイルの衛星通信プロジェクトは「スペースモバイル(Space Mobile)」と呼ばれ、

アメリカの「AST SpaceMobile」とタッグを組んで進められています。

 

三木谷氏は、「私の友人のイーロン・マスクによるStarlinkを上回る衛生ネットワークサービスを実現する」と

楽天による衛生ネットワークサービスの実現と普及に意欲的なコメントを残しています。

 

このプロジェクトは、通信局を増やしているものの通信の品質で3大通信会社に勝てていない楽天の最後の切り札となるでしょう。

※楽天モバイルは国からプラチナバンドを割り当てられていないため、室内などの通信に弱い

 

楽天による衛星通信は、iPhoneやAndroidで直接、通信サービスが使えるようになるといいます。

通常のモバイル通信(4G、5Gなど)とは異なり、被災地・高い山の山頂・基地局の無い森林などでも安定して通信できるサービスを目指すそうです。

 

楽天の衛星通信は2024年末~2025年にかけて実現できるようにプロジェクトを進めています。

 

 

AST SpaceMobile

「AST SpaceMobile(ASTモバイルスペース)」は、アメリカのASTが提供する衛星通信会社です。

AST SpaceMobileは、AndroidやiPhoneなどの標準的なスマートフォンを、改造無しで衛星経由でモバイル通信に接続できるサービスを提供しています。

 

AST SpaceMobileは、宇宙にある衛生とスマホが直接接続して利用できる、世界初かつ唯一の携帯電話ネットワークを構築しています。

そのため、通常のモバイル通信では圏外となってしまう場所でも、安定して通信を利用することができます。

※通信局に左右されないため、高い山の山頂、海上、飛行機の中などでも通信が可能。

 

AST SpaceMobileは楽天だけでなく、「Vodafone(ボーダフォン)」「American Tower(アメリカンタワー)」など

世界的に有名なモバイル通信会社と協力して、圏外となってしまうエリアを激減させ、

世界人口の約半分に安定したモバイル・ブロードバンド通信を提供することを目標としています。

 

スマホと衛生の直接通信実験に成功

楽天モバイルは4月26日、同社とAST SpaceMobileが4月21日に

世界初の低軌道衛生によるもモバイル・ブロードバンド通信に成功し、

市場スマートフォン同士のエンドツーエンドでの音声通話実験に成功したことを発表しました。

 

スマホと衛生の直接通信実験に成功したことで、楽天モバイルによる衛星通信サービス

「Space Mobileプロジェクト」のサービス開始に大きく前進しました。

 

今回の実験では、2022年9月にASTが打ち上げた試験衛星「BlueWalker 3(ブルーウォーカー3)」と

日本の東京にいる楽天モバイルのエンジニア間で、市場のスマートフォンを用いて音声通話を行いました。

 

また、スマートフォンのアップリンクとダウンリンクの信号強度に関する実験と測定により、

現在多くの国で主流となっている4G LTE、5Gへの対応も可能なことが確認されています。

 

NASAが衛生とスペースデブリ(宇宙ゴミ)の衝突を懸念

楽天モバイルが提携しているASTの衛生はメリットだけでもデメリットもあるようです。

これは、通信を安定させるためか、低高度に衛生を密集させることが問題のようです。

 

NASAは「AST衛生の高度はスペースデブリ(宇宙ゴミ)危険地帯であるため、JAXA衛生にも影響が出る」と懸念を表明しています。

 

さらに、Space Mobileが衛星システム概要を公表してから、衛生の打ち上げ数の目標が当初の発表よりも大きく増加していることも問題であるといいます。

243機→168機→336機

 

NASAの懸念は、Space Mobileの衛星が周回する軌道にあるといいます。

高度730~740kmの軌道は、NASAの衛星が協調して地球観測を行う「A-Train」衛星郡の真上にあたります。

 

A-Trainには、JAXAの水準感変動観測衛星「しずく(GCOM-W)」も含まれています。

日本にとっても重要な軌道であり、その周辺に大量の衛星が追加されることになります。

 

NASAの試算によると、AST衛星は面積900㎡のアンテナを持つことから、

AST衛星郡は「スペースデブリからの回避行動計画を年間で15,000回策定」、

「実際の回避行動を年間1,500回実施しなくてはならない可能性がある」といいます。

これは、「1日の間に約40回のスペースデブリ回避計画を立てなくてはならない」ということです。

 

衛星のおかげで、どこからでも通信が可能になるメリットがある一方、

宇宙空間では計り知れないほどのデメリット・リスクが生まれてしまう可能性もあるようです。

 

高速通信ではない

楽天モバイルとSpace Mobileが計画している「Space Mobileプロジェクト」は

場所を選ばずに通信が可能な一方、高速な通信が可能なサービスではないようです。

 

楽天グループの代表取締会長兼会長の三木谷氏によると、楽天の衛星通信サービスについて

「おそらく2Mbpsは出る。Youtubeくらいは見られる。」としています。

 

これを受けて、一般的なモバイル通信との通信速度の比較は以下の通りとなります。

 

【楽天モバイル衛星通信と一般的なモバイル通信の回線速度を比較】

通信速度 通信速度:最大 通信速度:実測値
4G LTE 1Gbps(1,000Mbps) 250Mbps前後
5G 10Gbps(10,000Mbps) 1,000Mbps前後
衛星通信 不明 2Mbps

 

比べてみると、通信速度に関しては通常のモバイル通信と全く勝負になっていないことが分かります。

楽天モバイルに限らず、衛星通信は緊急時にも使える「オプション」程度に考えておくと良いのかもしれませんね。

 

まとめ

楽天モバイルは衛星通信ネットワーク「Space Mobileプロジェクト」のサービス開始に向けて準備・実験を進めているようです。

衛星通信はモバイル通信のように基地局や電波の強さに左右されないため、

災害地や山の頂上、海上、飛行機の中などでも通信が可能です。

 

ただし、通信に宇宙衛星を利用する関係上、宇宙空間での問題は避けられないようです。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)との衝突のリスクなど、NASAが懸念する問題を解決する必要もありそうです。

 

楽天モバイルとAST SpaceMobileについての詳細は、各社の公式ホームページをご確認ください。

 

【楽天モバイル】

https://network.mobile.rakuten.co.jp/

 

【AST SpaceMobile】

https://ast-science.com/

 

 

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べすれい

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スマホゲームを開発している会社で働いていた経験があります。
AndroidとiPhoneを使用した結果、Androidに落ち着いています。
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