チャットワークのフリープラン内容が変更!他の制限も確認しよう

「チャットワーク」は国内でトップクラスのシェアを持つチャットツールです。

単にメッセージを送るだけでなくタスクとして仕事内容をいつも確認したり、データファイルを納品できたりと使い方はさまざまです。

そんなチャットワークの仕様が変更になり、フリープランでのグループチャット制限が撤廃になりました。

ただし他の制限が加わったので注意してください。

今回はチャットワーク利用者・利用検討者向けに、チャットワークのフリープラン変更について解説していきます。

チャットワークのフリープラン内容が変更に!グループチャットの新規作成制限がなくなる

チャットワークのフリープランは、個人事業主や法人など体系に関係なく、誰でも無料で作成・利用ができるプランとして人気です。

チャットワークの他にも「Slack」といったツールがチャットジャンルでは人気を得ていますが、多くのツールが国外産であり、使いにくい機能・デザインがある点などがネックとなっています。

その点チャットワークは日本産であり、それだけに日本人向けに見やすいデザインやシンプルな機能が提供されています。

そういった機能が無料で使えるのがフリープランの魅力です。

ただしフリープランは有料版のお試しという側面があり、制限が掛けられています。

たとえば従来はグループチャットの作成数が7個まで、という制限がありました(ちなみにこの制限自体も以前はありませんでした)。

グループチャットとは1対1ではなく、3個以上のアカウントでチャットのやり取りができるグループ向けのチャットです。

テレワークでのミーティングなどでは、3人以上が集まって会議をする場面が珍しくありません。

そこでグループチャットの利用は必要不可欠なのですが、ある程度事業規模が大きいと7個以上グループチャットを作成する必要性が高いのが問題です。

また個人事業主でも、外部とのやり取りでグループチャットが必要な場面が多いです。

有料版プランの料金はそこまで高くはないですが負担を感じていたケースもあるでしょう。

このグループチャットの新規作成制限が、2022年10月6日をもって撤廃、以前のようにフリープランでも制限なくグループチャットを作れるようになりました。

ちなみに1対1のチャットは、以前からずっと制限なしでいくらでも作成できます。

これに加えてグループチャットも制限なしで作成できるので、以前よりスムーズにチャットの準備ができるようになるでしょう。

過去のメッセージに閲覧制限が!チャットワークのフリープラン仕様変更に関して注意点を解説

チャットワークのフリープラン仕様変更に関しては、残念ながらよいニュースだけではありません。

特に過去履歴の確認が重要な方は、フリープランの利用が難しくなってしまいました。

ここではフリープランの仕様変更に関して、グループチャット作成数制限撤廃以外の注意点をご紹介していきます。

直近40日以内、5,000件までしかメッセージを確認できない

チャットワークのフリープランでは、仕様変更に伴い新規制限が掛けられました。

グループチャット新規作成数撤廃の代わりに、メッセージ確認機能に関して制限が掛かっています。

具体的には

  • 直近40日以内
  • 5,000件

のいずれかを超えるメッセージ履歴は表示されなくなってしまいました。

これは以前の履歴を長期間チャットワーク内で確認したい・あるいはしていた方にとっては大打撃です。

実際に私もチャットワークを使っていますが、過去のやり取りを見れなくなってしまいがっかりしています。

ちなみに非表示になった履歴もサーバーに保存されているので、チャットに表示されている「過去のメッセージをご覧いただくには」の部分を確認して、有料プランへ変更すれば見られるようになります。

有料プランにしてまで履歴を確認する必要性があるのか、確認してからアップグレードしてみてください。

メッセージの詳細検索ができない

フリープランでは、チャットワーク内のメッセージを詳細検索できません。

有料プランだとメッセージ履歴に対して詳細検索機能が搭載されており、

  • 除外ワード
  • 発言者
  • 発言した日

といった条件で絞り込み検索が可能です。

もしメッセージを一部だけ検索して確認したい場合は、有料プランのほうがおすすめです。

ユーザー管理機能が制限されている

フリープランだとユーザーを複数登録している場合、

  • 100ユーザーまでしか登録できない
  • ユーザー情報変更不可
  • 登録データの一括インポート不可
  • 登録データの一括エクスポート不可
  • 5GBまでしかストレージ利用不可

といった制限があります。

この制限で困るのは組織です。

個人事業主だとユーザー数を気にする必要はありませんが、法人といった組織だと100ユーザーを超えたり退社で人が減る、といった事案に対応できずチャットワークが不便になります。

組織での利用は有料プランのほうが安心できます。

ビデオ通話参加人数が2人まで

チャットワークのフリープランでは、ビデオ通話機能の利用が2人までに制限されています。

仮に2ユーザーを超えて3人以上で会議をしたい場合は、有料プランでないと映像が出力されません。

3人以上でフリープランのビデオ通話を使おうとすると、会議はできますが自動的に音声通話へと切り替わります。

テレワークなどでは音声通話だけだとコミュニケーションが不足する可能性があるので、ビデオ通話機能を制限なく使いたい方は有料プランにしておきましょう。

その他

その他以下のような制限があります。

  • 広告が表示される
  • 閲覧制限対象メッセージのブックマークを外せない・表示ができない
  • 一部ユーザーを組織でプランアップグレーとすることはできない

有料プランにすると広告が非表示になり、閲覧制限対象のメッセージも表示できるようになります。

またアップグレードの際は、組織の場合全ユーザーを対象にして手続きを行う必要があり、一部ユーザーだけをアップグレードすることはできません。

そもそもチャットワークにはどんなプランがあるの?

チャットワークには、2022年11月現在次のようなプランがあります。

  • フリープラン:0円/1ユーザー
  • ビジネスプラン:500円/1ユーザー(年間契約の場合)
  • エンタープレイズプラン:800円/1ユーザー(年間契約の場合)

月間契約だとビジネスでは100円、エンタープライズでは160円料金が上乗せされます。

有料プランにするとストレージ容量制限やユーザー数上限が撤廃されるといった違いが出てくるのがポイントです。

注意したいのが、チャットワークでは現在プランの直接ダウングレードが不可能という点です。

フリープランを使いたい場合は有料プランを解約して新規申し込む、あるいは別のサブアカウントで新規登録を行う必要があります。

この点は正直改善してほしいと思いました。

まとめ

今回はチャットワーク利用者・利用検討者向けに、チャットワークのフリープラン変更について解説してきました。

チャットワークでのフリープランが変更になり、グループチャットの作成制限が撤廃されました。

ただしメッセージ確認がしにくくなったので、この点が気になる方は有料プランがよいかもしれません。

グループチャットを制限なく作成できればメッセージ履歴が確認できなくても構わない、という方はフリープランのままでよいでしょう。

これから契約する方も、ぜひフリープランと有料プランを比較してどちらにするか決めてみてください。
 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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