Androidのバックグラウンドの消し方!消さないとどうなる?
日常のさまざまな場面で使うアプリですが
ホームボタンを押したり、
次のアプリに切り替えただけでは
完全に終了していないことがあります。
バックグラウンドのアプリが
どんどん溜まるとAndroid端末の
動作が遅くなったり、
バッテリーを余計に消費する
原因ともなります。
「アプリの画面をいったん下げて非表示にしたら、自動でアプリが停止するのではないか」
と勘違いされている方はこの機会に正しいアプリ管理方法を学んでいきましょう。
今回はバックグラウンドの消し方
を、バックグラウンドの意味や消す必要性などとともにお伝えしていきます。
この記事に書いてること♪
Androidのバックグラウンドの消し方とは?
Android端末上で
今バックグラウンドで起動している
アプリの消し方はとても簡単です。
1.ホーム画面でマルチタスクボタンをタップ、
あるいは空白の領域を下から上へそっとスワイプさせる
※画像はAndroid10、2ボタンナビゲーションで下から上へそっとスワイプさせる方法
2.バックグラウンド起動を終了させたいアプリを下から上へはじくなどして終了させる
直感的にバックグラウンドアプリを終了させられます。
旧式のAndroidでは、3ボタンナビゲーション(戻るやホームへ移動、バックグラウンド管理などを下部分のボタンで行う方法)が一般的だと思いますが、Android10といった最新寄りのOSでは
- ジェスチャーナビゲーション:指で画面をなぞって操作を行う
- 2ボタンナビゲーション:戻るやホーム移動を下のボタンで行う、バックグラウンド管理はジェスチャー操作
- 3ボタンナビゲーション:従来のボタン操作を行う
といった3パターンの操作を使い分けられます。
「自分の好きな操作方法でバックグラウンド管理をしたい」という方は、
- 「設定」→「システム」をタップ
- 「操作」メニューをタップ、「システムナビゲーション」をタップ
- 3パターンから使いたい操作方法を選んでチェック、動作を確認
で簡単にモード切替が可能です。
バックグラウンドの意味は?知っておくと後で役に立つかも
ホームボタンを押したら
即終了してくれたらいいのに、
どうしてわざわざ
手間をかけてアプリを終了させないと
いけないのでしょう?
バックグラウンドでアプリが動いている
のには、きちんと意味があります。
バックグラウンドとはそもそも「背景」といった意味がある単語です。
アプリ分野のバックグラウンドは、「ユーザーが操作している裏側でこっそり動作している
アプリ、あるいはその環境」といった意味合いになります。
バックグラウンドでユーザーが操作していないのに自動で起動するのにはいくつか理由があります。
- アプリの自動更新が必要なので自動で起動している
- お知らせの通知を届けるために意図的にバックグラウンド起動になっている
- セキュリティ保護などが必要なのでバックグラウンド起動が基本
たとえばウイルス対策アプリは、バックグラウンドで起動するのが基本です。
ユーザーの使っているアプリやデータなどをウイルスから防御するためには常駐しながら
監視体制を敷いておく必要があるからです。
このようにバックグラウンド起動が必要な場面もあるので
「バックグラウンドでアプリが起動しているのは根本的によくない」とは言い切れません。
ただし自分で起動させて使ったアプリがバックグラウンドで起動したままになっており、それが後ほど説明するデメリットにつながる恐れがある点にも注意しましょう。
たとえば「PayPay」といったキャッシュレス決済アプリは、店舗で一度使った後帰宅したらバックグラウンド起動の必要性が薄くなります。
しかしスライドでアプリを終了させたつもりになっていたまま、起動が継続している可能性はあります。
そういったアプリと一緒になって
常駐していなくても良いようなアプリまで
一度起動すると手動で終了させないと
動作し続けてしまうんですね。
バッグクラウンドを停止するメリットはなに?
Android端末で起動している
バックグラウンドのアプリを停止させると、
- メモリの空き容量を確保することができる
- 動作がこれまでよりも速くなる
- バッテリーの持ちがよくなる
- データ消費量を減らせる
以上のようなメリットがあります。
メモリの空き容量を確保することができる
Androidスマホでデータ処理する際は、「CPU」が働きます。
そしてCPUが処理したデータを保管したりして作業効率性を高めるのが「メモリ(RAM)」です。
メモリの量が多いほどCPUの処理にも余裕ができるので、サクサクとした処理が実現します。
しかしバックグラウンド起動のアプリがあると、それだけメモリが消費されてしまうので処理に余裕がなくなります。
バックグラウンドで起動している無駄なアプリをその場で終了させることで、サクサクとした処理が戻る可能性がある点がポイントです。
動作がこれまでよりも速くなる
必要なアプリだけをバックグラウンド起動させた状態でアプリ操作をすれば、常に動作が速い環境を維持できます。
ですから「自分で起動させたアプリは、使い終わったら即終了」を心掛けて生活を行うだけで、Androidスマホのパフォーマンスは改善されるでしょう。
バッテリーの持ちがよくなる
バックグラウンド起動するアプリが少ないということは、それだけ電池を消費するアプリが少ない状態につながります。
数個程度アプリを終了させた程度では違いは微々たるものかもしれませんが、4~5個など大量に誤ってバックグラウンド起動をしている環境を改善させればバッテリーの持ちが目に見えてよくなる可能性はあります。
ちなみにアプリのデータ使用量は
- 「設定」→「電池」をタップ
- 右上三点メニューをタップ後「電池使用量」をタップ
- アプリの起動時間と電池使用量を確認する
でチェック可能です。
電池使用量の多いアプリについては、バックグラウンド起動させないように工夫を行えば電池持ちが改善される可能性があります。
Android端末を使う上での大きな悩み、
バッテリーがすぐ減ってしまう問題を
バックグラウンドのアプリを終了させるだけで
軽減できるのはとても魅力ですね。
データ消費量を減らせる
バックグラウンド起動するアプリが減るとデータ消費量も減らせます。
データ消費量によって従量課金される携帯プランを契約している場合、特に
データ消費量については気になるところです。
バックグラウンドを意識するだけで無駄なデータ消費がなくなり節約にもつながる可能性があります。
ちなみに「より細かくデータ消費量を制限したい」という方は「データセーバー」機能を使いましょう。
データセーバー機能とは、アプリのバックグラウンド通信を制限する機能です。
- ホーム画面から「設定」→「ネットワークとインターネット」とたどる
- 「データセーバー」メニューをタップしてONにする
で有効化できます。
個別にアプリのデータセーバー機能をOFFにする場合は、
- ホーム画面から「設定」→「アプリと通知」をタップ
- 指定のアプリをタップして「モバイルデータとWi-Fi」メニューをタップ
- 表示された「無制限のデータ使用」にチェックを入れる
で対応可能です。
まとめ
今回は普段あまり気にしない
端末の裏側(?)バックグラウンドについて
解説しました。
知らず知らずのうちに溜まっていって
動作を遅くしたりバッテリーを消費したり…
なかなか手ごわい存在です。
こまめに管理することで
Android端末を今よりもっと快適に
使うことができるようになるかもしれません。
ただし場合によってはバックグラウンドを停止させないほうがよいこともあるので、
自分で実際に操作しながら快適なAndroidスマホ環境を手に入れてみましょう。
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