【Android】高速光回線「NURO光」が遅い時に私達にできる対処法
NURO光は「日本最速インターネット」を謳っている光回線サービスです。
実際に、NURO光は日中は非常に快適で下りは1Gbps以上の通信速度が安定して出るほどです。
しかし夜になると一転、快適にインターネットを楽しめないほどに通信速度が遅くなってしまうという報告も多く上がっています。
今回は、NURO光で回線速度が遅くなったと感じた時にできる対処法をいくつか紹介します。
まずはスピードテスト
まずは回線速度を測ってみましょう。
可能であれば、複数のサイトで快適な時間、快適ではない時間で計測するのが望ましいです。
今回は、USENスピードテストで日中と夜間に計測してみました。
USENスピードテスト(日中)
日中はインターネットが混雑していないせいか、下りは800Mbps、上りは300Mbps以上出ています。
非常に高速な通信が行われているため、どのようなサービスも快適に利用することができます。
USENスピードテスト(夜間)
夜間になると回線速度が極端に落ちてしまいました。
下りは90Mbps、上りは23Mbpsしか出ていません。
Ping値(反応速度)やJitter値(Pingの揺れ)も大きくなっており、通信全体が不安定になっている事が分かります。
チャンネル指定
NURO光でレンタルされるONU(ルーター)は初期チャンネル設定に問題を抱えているようです。
NURO光サポートによると、以下の操作をすることで問題の改善が望めるとのことです。
※操作はChromeやEdge、Safariなどのブラウザで行います。
- NURO光の管理画面(192.168.1.1)にアクセス
- WLAN→5G詳細ネットワーク設定
- チャンネルの設定を「自動」から「36~48」の好きな数字に変更
なお、この設定で通信速度の改善が望めるのは「Wi-Fi接続されている端末のみ」です。
Androidスマホやタブレットなどの通信速度が遅くなった場合に試してみましょう。
DNSサーバーの変更
NURO光の回線速度が遅い問題はDNSサーバーの変更でも対処できます。
DNSとは「Domain Name System」の略で、IPアドレスを人間に分かりやすい「◯◯.com」などの分かりやすい名前(URL)に変換する仕組みです。
接続先のDNSサーバーを変更することで、混雑状態のプロバイダのDNSを迂回し、高速通信が出来る場合があります。
おすすめのパブリックDNS
DNSには一般公開されている「パブリックDNS」があります。
「Google Public DNS」
優先DNSサーバー(DNS1):8.8.8.8
代替DNSサーバー(DNS2):8.8.4.4
安心と信頼のGoogleが提供しているパブリックDNSです。
通信速度が速く、非常に人気が高いです。
「Cloud Flara」
優先DNSサーバー(DNS1):1.1.1.1
代替DNSサーバー(DNS2):1.0.0.1
クラウドサービスCloud Flaraが提供しているパブリックDNSです。
Google Public DNSと同等以上の速度があり、セキュリティの高さも定評があります。
優先DNSサーバー(DNS1):1.1.1.2
代替DNSサーバー(DNS2):1.0.0.2
Cloud Flaraのセキュリティを強化したパブリックDNSです。
DNSがマルウェアを自動的にブロックしてくれます。
よりセキュリティを強化したい場合はこちらを選択すると良いでしょう。
DNS設定変更
筆者は速度とセキュリティを両立しているCloud Flaraを選択しました。
AndroidスマホでのDNS設定の変更方法を紹介します。
- 設定アプリを開く
- Wi-Fi設定を開く
- Androidスマホが接続されているWi-Fiを選択
- DNS1に接続したいDNSの「優先DNSサーバー」を入力
- DNS2に接続したいDNSの「代替DNSサーバー」を入力
- 普段どおりインターネットに繋がるか確認
まとめ
今回紹介した対処方法はいずれも「応急処置」的なものです。
根本的な解決をする場合は、ONUの交換や別の光回線サービスへの乗り換えを検討する必要があります。
先日、筆者がNURO光に回線速度が遅いことを伝えた際は
「ルーターの交換は不可能」「対象エリアは現在調査中」と言われ、あしらわれてしまいました。
NUROは高速インターネットを謳っているのですから、
高速通信が夜間も安定するように回線の増強工事を進めてほしいものです。
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