【Android】「迷惑電話を拒否したい!」楽天リンクで着信拒否はできないのか?
「楽天リンク」アプリは、通話・SMS料金を共に0円にできる優秀なアプリです。
ただしこのアプリ、残念ながら完ぺきとは言えません。
その理由の1つに、「着信拒否をするのがとても面倒くさい」という点があります。
楽天リンクアプリがAndroidスマートフォン側で、通話アプリとして機能していないのが要因です。
そこで今回は楽天リンクアプリの弱点である着信拒否ができない理由、そして対策方法をご紹介していきます。
この記事に書いてること♪
着信拒否機能がない!?楽天リンクが迷惑電話に反応してしまう理由
まず楽天リンクアプリには、着信拒否機能が存在しません。
アプリを起動させて三本線メニューをタップ、設定メニューを選ぶと
- アカウント:氏名や電話番号などが表示されプライバシー設定が可能
- 通知:アプリからのお知らせ通知の受信をON、OFFできる
- 通話とメッセージ:留守電電話設定などが可能
- ミッション:ポイントを獲得できるミッションの達成時、メッセージバナーを表示するか選ぶ
という4つのメニューが表示されます。
しかしどのメニューでも着信拒否の電話番号入力やリスト作成などは不可能。
つまりアプリ内では一切着信拒否に関する機能が使えないのです。
楽天アプリを通話アプリとしてみると、この点は欠陥と言わざるを得ません。
いつ自分の個人情報が発覚して迷惑電話を掛けられるか分からないこの時代に、着信拒否をできないのはそれこそ迷惑です。
なぜ着信拒否ができない仕様になっているかというと、「楽天リンクアプリが通話アプリとして機能していない」からです。
実際Androidスマートフォンから設定メニューを開いてアプリの「デフォルトの通話アプリ」を見てみると、楽天リンクが選択できません。
最初この設定を見たときは「嘘だろ・・・」と少し戦慄してしまいました。
もし「楽天リンクの通話・SMS料金無料目当てで楽天モバイルを契約したい」と思っている方は、楽天リンクの使い方が通常の電話アプリと異なる点を把握した上で検討を行ってみましょう。
インターネットで調べたのに・・・なぜ楽天リンクが着信拒否しても反応するのか
楽天リンクからは着信拒否を行えないので、何かしら対策を講じる必要があります。
すでにインターネットでは「デフォルトの通話アプリで着信拒否リストを作成する」という方法で着信回避ができる、と書かれています。
困るのがこの方法が検索上位に上がっていること。
この方法、実は字足らずなんです。
正しくは「楽天リンクを起動させないようにしてから、デフォルトの通話アプリで着信拒否リストを作り拒否を行う」です。
楽天リンクでは、Android独自の電話アプリを経由する仕組みになっていません。
携帯電話サービス独自の通話アプリは、
Android備え付けの通話アプリを経由
↓
プレフィックス等を付けて安く電話させる
といった仕組みで機能しています。
しかし楽天リンクアプリはSMSの発展形である「RCS」であるのもあってか、
Android備え付けの通話アプリを経由しない
↓
直接立ち上がって通話を受ける
という形になっているのがポイントです。
つまりデフォルトの通話アプリで着信拒否を行っても、楽天リンクだけが立ち上がってしまうので機能せず、迷惑電話を受信してしまいます。
楽天モバイルを契約して直接試せる私のような人間でないと、この点に気付くのは難しいかもしれません。
まずは迷惑電話を着信拒否できるよう、楽天リンクを起動しない設定にする必要があります。
ちなみに着信拒否機能を別途導入できるアプリがありますが、それをインストールしても楽天リンクが先に立ち上がると意味がありません。
基本的にはこれからご説明する方法で、楽天リンクの着信拒否不全を直していく必要があります。
本当の楽天リンク着信拒否方法とは!?アプリからログアウトできれば安心
楽天リンクを受信時に立ち上がらせず、お金を掛けないでデフォルトの通話アプリで受信する方法があります。
それが「楽天リンクを受信時、常にログアウトさせておく」という方法。
楽天リンクを使うには楽天IDでログインしておく必要がありますが、ログイン・ログアウトの設定は自由にできます。
まずは受信時に備えて、最初から楽天IDで楽天リンクからログアウトしておきましょう。
そしてこちらから掛けるときだけ楽天リンクへログイン、無料で通話できるようにしておきます。
こうすれば受信時はそもそもこちらの料金は発生しませんし、発信時は楽天リンクを使っているので料金が0円です。
いつもログアウトして必要なときにログインする面倒はありますが、デフォルトの通話アプリの着信拒否機能が働くので、迷惑電話で煩わしく思う必要がありません。
ちなみにこの方法、楽天モバイル公式でも「通常の電話機能を利用したい」という項目で紹介されています。
通常の通話アプリが受信時に働くように、そもそもログアウトで楽天リンクが起動しないようにしないといけないんですね。
楽天リンクが通常の電話アプリを経由して電話を行う仕様であれば、ログアウトの作業は必要ありません。
しかし楽天リンクがSMS受発信といった多様な機能を持つアプリになったせいで、中途半端に使いにくい状況になっているように思えます。
余談ですが楽天モバイル側では楽天リンクを、デフォルトの通話アプリとして起動するようにしています。
それにもかかわらずAndroidスマートフォン側で、デフォルトの通話アプリとして選択できないのは非常におかしいです。
この状況を改善するには、Androidスマートフォン側で通話アプリとして楽天リンクを認識させて、着信拒否機能を使えるようにするしかありません。
新しいキャリアとして契約者を拡大させたいならば、そのくらいの対応はしてほしいと思ってしまいました。
まとめ
今回は楽天リンクが着信拒否できない理由や、対策方法をご紹介してきました。
楽天リンクによって通話料やSMS料は0円になりますが、それでも着信拒否ができなければ利便性は大きく落ちてしまいます。
楽天リンクからログアウトして受信時にデフォルトの通話アプリが起動する設定にすれば、問題は一応解決します。
しかし楽天リンクアプリ自体が機能不全な感じがあるので、楽天モバイル側には対応してほしいところです。
楽天モバイルでは電話やチャットで自分のメッセージを送れるので、もし契約した場合はそういった機能を活用して自分の声を届けてみてください。
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