【Android】QRコードでファイル共有ができる「Quick Share」を解説
Androidスマホで使えるデータ共有機能「ニアバイシェア」が、「Quick Share」としてリニューアルしました。
写真や動画、文書ファイルなどのデータを、QRコードを使って簡単に送受信できるため、撮影した写真を送り合ったり、必要な文書ファイルを共有したりが便利に行えます。
今回はQRコードでファイル共有ができる「Quick Share」を解説します。
Quick Shareの特徴や使い方などをマスターしていきましょう。
この記事に書いてること♪

Quick Shareは、Androidスマホで利用できるファイル共有機能です。
元々は「ニアバイシェア」という名称で提供されていましたが、アップデートによって名称が変更されています。
主にAndroid 6以降のデバイスで利用ができ、デバイス同士が近くにあれば、素早くファイルの共有ができます。
共有時の操作もQEコードを読み取るだけで済むので、手間取ることもないでしょう。
共有できるもの
Quick Shareで共有できるファイルの種類には、以下のようなものが挙げられます。
- 画像(写真など)
- 動画
- アプリ
- 音声データ
- フォルダ全体
- 選択したテキスト
- クリップボードのコンテンツ
- ウェブページの URL
動画などの大容量ファイルでも、素早く共有できるため、使い方をマスターしておくといいでしょう。
Quick Shareの特徴は、主に以下の3点が挙げられます。
- スマホ↔︎PCのファイル共有も可能
- 大容量のファイルも高速共有できる
- 勝手にデータが送られることはない
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
スマホ↔︎PCのファイル共有も可能
Quick Shareでは、スマホ同士だけでなく、スマホとPC間でもファイルの共有が可能です。
例えば、スマホで撮影した写真や動画をPCに転送しようと思った時でも、Quick Shareを使えばケーブルで接続することなく、ファイルの共有ができます。
スマホからPCでもシームレスなファイル共有ができるため、より便利に使えるでしょう。
大容量のファイルも高速共有できる
動画などの大容量ファイルでもスムーズに共有できるのが魅力です。
ネットに接続した状態でファイルの転送を行おうとすると、時間がかかってしまいますし、データ通信量を消費してしまいます。
料金プラン内で使えるデータ通信量を無駄遣いしたくない人は、Quick Shareでファイル共有をするといいでしょう。
勝手にデータが送られることはない
ファイル共有機能で心配なのが「赤の他人から勝手にデータが送られてくる」ことですが、基本的にQuick Shareでは受信者が承認しなければ、一方的に送られることはありません。
身に覚えがないファイルが届いた場合には「承認しない」を選択してください。
承認しなければファイルの内容が表示されることがありませんし、もし気になる場合は共有できる範囲を「連絡先を知っている人だけ」などに設定しておきましょう。
Quick Shareの使い方を解説していきます。
ファイルの共有や受け取る方法のほか、上手くファイル共有ができない時の対処法も詳しく見ていきましょう。
コンテンツを共有する
コンテンツを共有する方法は、以下の通りです。
- 共有したいコンテンツを開く
- 共有アイコンから「Quick Share」をタップする
- 共有先のデバイスが近くにあることを確認する
- 共有先のデバイスをタップする or QRコードを読み取らせる
- 相手のデバイスが共有りクエストを承認するのを待つ
- ファイルが転送される
コンテンツを受け取る
コンテンツを受け取る方法は、以下の通りです。
- Bluetoothをオンにする
- 共有ファイルの通知が届く
- 「承諾」する
共有範囲を設定する
共有範囲は以下の手順で設定します。
- 画面を上から下にスワイプする
- 「Quick Share」のアイコンをタップする
- 共有を許可するユーザーを選択する
主な選択肢は以下の通りです。
| デバイス | 同じGoogleアカウントでログインしているデバイス同士でのみ共有が可能 |
|---|---|
| 連絡先 | 連絡先に登録されているGoogleアカウントを使用しているデバイスのみ共有が可能 |
| 全ユーザー対象 | 近くにいある全てのデバイスと共有が可能 |
| 10分間のみ | 10分間のみ全てのデバイスと共有が可能で、その後は元の設定に戻る |
うまく使えない時の対処法
Quick Shareがうまく使えない時は、以下の点を確認してみてください。
- 受信側の画面ロックが解除されているか
- お互いのデバイスで Bluetooth がオンになっているか
- お互いの [共有を許可するユーザー] の範囲が適切か
- 相手が他のデバイスと Quick Share を使用中ではないか
- お互いのデバイスで Wi-Fi がオンになっているか
- Android 12 以前のデバイスの場合:お互いの位置情報がオンになっているか
まとめ
QRコードでファイル共有ができる「Quick Share」を解説しました。
ニアバイシェアからQuick Shareにリニューアルされたことで、共有できるファイルの容量や数が増えたため、より便利に使えるようになっています。
さまざまなファイルを異なるデバイスで素早く共有できるため、多様なシーンで利用できるでしょう。
撮影した写真や動画をシェアしたい時や、仕事で使うファイルをパソコンからスマホへ送りたい時などに、ぜひQuick Shareを使ってみてください。
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