PayPayの支払い方法「PayPay残高」と「クレカ」お得なのはどっち?
スマホ決済アプリの中でも特に高い知名度と普及率を誇る「PayPay」。
豊富な還元キャンペーンによって利用者を増やしており、お得なスマホ決済サービスとしてのイメージを確立しています。
そんなPayPayには「PayPay残高」と「クレジットカード」という2種類の支払い方法が存在します。
従来のPayPayでは「PayPay残高」による支払いが圧倒的にお得だったのですが、規約の変更に伴い両者の差が微妙になってきました。
そこで今回はPayPayで使える2つの支払い方法「PayPay残高」と「クレジットカード」のどちらがお得なのか検証していきます。
クレジットカード払いはポイントが付かなくて損なのでは?といった疑問も解決します。
この記事に書いてること♪
PayPayの還元率をおさらい
まずは、PayPayの各支払い方法における還元率を整理していきます。
PayPayでは2020年4月1日から「PayPayステップ」と呼ばれる還元の仕組みがスタートしており、利用に対するPayPayボーナスの還元率が変わっています。
それらを踏まえた上で還元率のレギュレーションがどのようになっているのか詳しく見ていきましょう。
①PayPay残高で支払った場合
PayPay残高で支払いを行なった場合、前月の利用状況に応じて還元率が0.5~1.5%の間で変化する「PayPayステップ」が導入されています。
還元率は「利用回数」や「利用金額」に応じて変化しており、基準としては以下のようになっています。
特典内訳 | 還元率 |
---|---|
基本付与分 | 0.5% |
100円以上の決済回数50回以上達成 | +0.5% |
利用金額10万円以上達成 | +0.5% |
通常利用における還元率は0.5%となっており、前月1日〜同月末日までのカウント期間で上記の「利用回数」「利用金額」の条件を達成することで還元率がアップします。
利用回数50回ということは「1日2回程度」のペースでPayPayを使う必要がありますし、「1ヶ月に10万円」というのも、なかなかハードルが高いように感じられます。
また、Yahoo!関連のオンラインサービス(Yahoo!ショッピング)を利用した場合には、基礎付与分が1.0%になり、最大還元率が2.0%になります。
②クレジットカードで支払った場合
PayPayに登録したクレジットカードで支払いを行なった場合、PayPay側からの還元は全くありません。
その代わりクレジットカードのショッピング利用に対するポイント還元が得られます。
そのため、ポイント還元率はお使いのクレジットカードによって異なります。
ポイント還元率の高いクレジットカードであれば、通常時でも1.0%の還元率を実現できるでしょう。
ボーナスポイントや還元率アップなどはあまり見られませんが、PayPayの基本付与分よりは高い還元率となるはずです。
PayPayの還元キャンペーンは「PayPay残高払い」が対象
通常時だけではなくキャンペーンを利用するケースについても考えていきます。
PayPayでは豊富なキャンペーンが実施されていますが、基本的に還元の対象となるのは「PayPay残高払い」のみとなっています。
ヤフーカードを除くクレジットカードはポイント還元の対象外になっているため、キャンペーンによる10%、20%といった還元を受けたい場合は「PayPay残高」がおすすめといえるでしょう。
PayPayの支払い方法「PayPay残高」と「クレジットカード」どっちがお得?
PayPayの各種支払い方法における還元率を詳しく見ていきました。
では、2つの支払い方法のうち、どちらがよりお得なのかシチュエーション別に解説していきます。
①普段のお買い物なら…クレジットカード
普段のお買い物などでPayPayを利用するのであれば、クレジットカードがおすすめです。
カードの種類にもよりますが、通常時の還元率が1.0%であればPayPay残高で支払うよりももらえるポイントが多くなります。
PayPay残高にも「PayPayステップ」によるボーナスはありますが、条件を達成するハードルが高いため、あまり現実的ではありません。
条件達成による還元率アップを目指すよりも、通常時の還元率の高いクレジットカードを選んだ方がいいでしょう。
また、事前のチャージが不要など、利便性を考えてもクレジットカードの方がおすすめです。
②Yahoo!関連のサービスを使うなら…PayPay残高
Yahoo!関連のオンラインサービスの場合、PayPayステップの基本付与分が1.0%になるため、PayPay残高による支払いがおすすめです。
クレジットカード払いだと、還元率が1.0%を超えることがほとんどないため、それならPayPay残高で支払った方がいいでしょう。
Yahoo!関連のサービスには以下のようなものがあります。
- Yahoo!ショッピング
- ヤフオク!
- LOHACO
- Yahoo!占い
- Yahoo!ニュース
- ebookjapan
- Yahoo!ゲーム
- Yahoo!トラベル
- PayPayフリマ
- PayPayモール
- GYAO!ストア
- PassMarket
これらのサービスで支払いをする際は、PayPay残高を使ってみましょう。
③キャンペーンを利用するなら…PayPay残高
PayPayで実施されている還元キャンペーンを積極的に利用するなら「PayPay残高」による支払いがおすすめです。
キャンペーンの特典を受けるには「PayPay残高による支払い」が条件になっており、クレジットカードは対象外になっています。
10%以上のお得な還元を受けるためにもPayPay残高で支払いましょう。
まとめ
PayPayはポイント還元に関する基準を何度も改定しており、その度にPayPay残高を使う理由が薄まっている印象が強いです。
2020年11月時点では、通常のお買い物におけるPayPay残高払いの還元率は0.5%となっているため、クレジットカードで払った方がお得になるケースが多くなっています。
普段のお買い物でPayPayを利用するシーンや頻度を考慮して、お得な支払い方法を選んでみましょう。
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