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【通話もSMSもこれ一つで】楽天リンクの特徴を徹底解説【Android】

2020年4月8日から、楽天モバイルが本格的に第4のキャリアとしてサービスを開始しました。

サービス開始初日から

  • 国内ローミング容量を毎月2GB→5GB
  • 低速時の通信速度を200kbps→1Mbps

と変更したので、楽天回線エリア以外のユーザーにとってもより使いやすいサービスになりました。

筆者もこの発表を聞き、早速楽天モバイルへ申し込みを行い現在契約しています。

「便利だな」と思ったのは、専用アプリ「楽天リンク(Rakuten Link)」です。

楽天リンクを使えば、通話もSMSも楽になります。

今回は楽天リンクが気になっている方向けに、実際にアプリを使っている私の意見も交えながら楽天リンクアプリの特徴などを徹底解説していきます。

楽天リンクとは

楽天リンクとは、楽天モバイル契約者が使える専用の通話・SMS用アプリです。

正式には、「RCS(リッチコミュニケーションサービス)」の一つになります。

RCSとはいわゆる従来のSMS(ショートメッセージサービス)の進化系であり、

  • SMSでは送れない大容量のデータを送受信できる
  • RCSのネットワークが相互接続していれば、異なるRCS同士でもSMSなどが可能

などが特徴となっています。

残念ながら現在楽天リンクは他RCSのネットワークと接続していないので、「+メッセージ(楽天以外の3キャリアが提供している、RCS)」などとの連携はできません。

しかし楽天リンクは単体で見ても利便性が高く、大きな魅力を持っています。

楽天モバイルのキャリアサービス「楽天アンリミット(Rakuten Unlimit)」は、普通に電話アプリから電話を掛けると30秒当たり20円の料金が発生します。

従来の楽天モバイル(スーパーホーダイなどのMVNO時代のプラン)には、かけ放題消費後も30秒当たり10円で電話を掛けられる「楽天でんわ」がありました。

しかしアンリミットでは楽天でんわが使えないので、電話料金節約のためには実質楽天リンクの活用が必要不可欠となっています。

楽天リンクのメリット5つ

楽天リンクには、次のようなメリットがあります。

  • 電話アプリとSMSアプリがいっしょになっている
  • 通信品質も悪くない
  • 条件をクリアしていれば、通話・SMS料金が一切必要ない
  • グループチャットが可能
  • 連絡帳データを移行する手間は掛からず、自動バックアップされる

電話アプリとSMSアプリがいっしょになっている

楽天リンクアプリには、電話機能もSMS機能も搭載されています。

今までスマホで家族や友達とコミュニケーションを取るときは、

  • 声を聞きながら連絡を取りたいときは通話アプリを起動させる
  • テキストで簡単に情報共有したい場合はSMSアプリを起動させる

と、いちいちアプリを切り替えて対応する必要がありました。

しかし楽天リンクさえ立ち上げれば、通話画面からSMS画面、SMS画面から通話画面へ1タップで切り替えが可能です。

通信品質も悪くない

楽天リンクで通話する際は、楽天独自の回線網を通ります。

ですから通話品質を心配される方も多いと思いますが、普通に利用可能です。

個人の感想にはなってしまいますが、私が使ったときは通常の電話アプリと違いは感じられませんでした。

また相手側にも、自分の声がはっきりと聞こえていたようです。

条件をクリアしていれば、通話・SMS料金が一切必要ない

楽天リンクの大きな特徴は、何と言っても通話やSMS料金が条件をクリアしていれば一切必要ない点です。

条件というのは、

  • 自分も相手も国内にいるときに、通話・SMSを行う
  • 自分が海外に滞在し、相手が国内にいるときに通話・SMSを行う
  • 海外指定66ヵ国・地域へのSMS

のことです。

つまり「国内間でも、自分が海外旅行などで海外から家族や友達に電話を掛けるときも通話・SMSが無料、またSMSに関しては指定66国か国・地域内であればどこでも無料」となります。

国内間で普通に使う分であれば、通話・SMS料金は0円です。

長電話したりする方でも、料金を気にせず安心して使えるのは大きな強みです。

グループチャットが可能

楽天リンクでは、SMSでは不可能なグループチャットが可能です。

グループチャットは最大100人まで参加可能で、「LINE」などのように雑談などに利用できます。

現在グループチャットに参加できるのは、楽天リンクユーザーのみです。

まだ楽天契約者は増えている途中なので、近くにグループチャットできる人は少ないかもしれません。

しかし今後楽天契約者が増加し、また楽天リンクを使えない方でも参加できるようになれば、チャットも盛り上がるでしょう。

連絡帳データを移行する手間は掛からず、自動バックアップされる

新しいスマホを購入し、そのスマホへ古い機体からデータを抜き出し移行するのは慣れていない方にとって大変手間が掛かります。

楽天リンクの場合、登録した連絡先などは自動的に楽天のサーバーへバックアップされるので便利です。

新しい端末にSIMを入れ替え、楽天リンクをアクティベーションするだけで最新の連絡情報が反映されます。

SDカードへ古い機種の連絡帳データをバックアップする

中からデータを取り出し、新しい端末の連絡帳へ読み込ませる

といった手間は必要ありません。

楽天リンクのデメリット3つ

楽天リンクを使う際は、次の点に注意してください。

  • 無料で掛けられない場合もある
  • 楽天モバイルに完全対応している機種がまだ少ない
  • デフォルトアプリには選べない

無料で掛けられない場合もある

楽天リンクアプリから通話やSMSを行っても、無料で掛けられない場合も少なからずあります。

  • 国内から海外へ電話する
  • 海外から海外へ電話する
  • 指定66か国以外でのSMS

などに当てはまる場合は、従量課金になります。

ちなみに指定66か国・地域以外での発信・着信は、「Wi-Fi」を通して行う必要があるので注意してください(通話品質が不安定になったりと、デメリットがある)。

楽天モバイルアンリミットに完全対応している機種がまだ少ない

楽天モバイルアンリミットは、始まったばかりのサービスです。

ですから完全に対応している端末はまだそれほど多くないので、選択肢は限られます。

特に「iPhone」に対応しておらず、楽天リンクアプリもインストールができないのは大きなデメリットです。

「どうしてもiPhoneで楽天リンクを使いたい」という方は、楽天アンリミットがiPhoneに対応するのを待つしかありません。

デフォルトアプリには選べない

楽天リンクは通話アプリとしてもSMSアプリとしても使えるので、デフォルトアプリに設定できれば自動起動されて便利です。

しかし残念ながら、現在楽天リンクはデフォルトアプリに設定できません。

画像のように、楽天リンクがデフォルトアプリの選択肢に出てこないためです。

たとえば「ワンタイムパスワードを楽天リンクのSMS機能で受信したい」という場合も、デフォルトのSMSアプリで受け取るしかありません。

楽天リンクですべての通話やSMSを受け取れるわけではない点には、十分注意してください。

まとめ

今回は楽天リンクの概要や、メリット・デメリットをご紹介してきました。

楽天リンクは通話もSMSも使いたい放題のコミュニケーションアプリとして、高い利便性を兼ね備えています。

改善の余地が残る部分もありますが、今後ユーザーのデータがフィードバックされればもっと使いやすくなるでしょう。

現在契約料1年間無料キャンペーンを開催中なので、気になる方は楽天モバイル公式をチェックしてみてください。

 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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