Androidアプリはどうやって収益化している?最新の手法も解説!

Androidアプリは趣味で作られて提供されているタイプもありますが、多くは収益化を行い稼ぐために利用されています。

しかしアプリ界隈に詳しくない方にとっては、収益化とは何かイメージが浮かびにくいかもしれません。

現在収益化の方法は多様化しており、知っておくことでなぜこの部分に広告が表示されているのか、といった疑問が解消されより楽しくアプリを使うことができるようになるでしょう。

また今後アプリを自作することを考える場合は、収益化の手法まで知っておく必要があります。

今回はAndroidアプリの収益化の手法について代表的なものを解説していきます。

Androidアプリの収益化とは何か?

Androidアプリの収益化とは、「アプリを提供して稼げるように各手法で収益の仕組みを作ること」です。

一番わかりやすいのは広告による収益化です。

無料で使えるアプリのプランや個人が提供しているアプリの多くでは、広告を表示することで有料化しなくても収益が入るようになっています。

また現在では広告以外の収益化手法も続々と登場しており、アプリのタイプや提供ユーザーなどに合わせて手法を変えることで、効率よく収益を伸ばすことが可能です。

Androidアプリなどの収益化に関する問題がニュースで取り上げられた事例がある?

Androidアプリの収益化については、関連の事件がニュースで取り上げられた事例があります。

これはGoogle PlayやApp Storeなどの、アプリを提供するプラットフォームの手数料が高過ぎるというニュースでした。

以前は一律で30%といった高い手数料が発生するケースもあり、小規模の企業がアプリを提供する場合、あるいは提供したいといった場合に利益面で問題がありました。

こういった背景を受けてか、各プラットフォームを提供しているGoogleやAppleなどは方針を変更しています。

具体的には小規模扱いされたアプリの手数料を大きく減少させて提供しやすくするなどの改善を行っています。

ただし全面的に改善してはいないと思っている企業も多く、こういった企業は今でも反発を続けているのでまたニュースで取り上げられるかもしれません。

Androidアプリの収益化手法とは?1つ1つご紹介

ここからはAndroidアプリの収益化方法について、1つ1つ詳しく解説していきます。

アプリ内広告

アプリ内にさまざまな方法で広告を挿入して収益を得る方法です。

さまざまな、と言っているように、広告を表示する方法は歴史が古いこともあり多様化しています。

たとえば昔からあるバナー広告は長方形や正方形といったサイズからAndroidなどのスマホサイズにフィットされた状態で表示することが可能です。

こういったバナー広告はビジネスアプリなどでも利用されており、操作の障害になりにくいのが特徴です。

またアプリの操作途中に動画広告を挟んで表示するインタースティシャル広告というのもあります。

こういったインタースティシャル広告は使い方を間違えるとアプリ操作を阻害してしまうデメリットがありますが、確実に広告を見せられるといったメリットがあります。

広告の収益タイプには表示されただけで収益が入るタイプ(CPV)や、タップされることで収益が入るタイプ(CPC)などの形式があるので知りたい方はアプリマーケティングや各CPV、CPCなどについてWeb検索してみましょう。

有料アプリ

アプリを有料で提供する方式です。

基本的に無料でインストールできるアプリが多いですが、中には事前に課金しないとインストールができないものがあります。

これは有料アプリ形式で課金を行うように設定しているからです。

こういったタイプのアプリはアプリ市場では少数であり、インストールの敬遠が発生するのでアプリのサービス内容によって利用するか否か取捨選択する必要があります。

ただし一定額の収入が固定で入ってこないケースも多い広告手法と違い、インストールに必要な事前決済額×インストール数でシンプルに利益を計算できるためマーケティング面で分析がしやすい、一定額の収入が見込めるなどのメリットはあります。

アプリ内課金

ゲームアプリで多い手法です。

アプリ内だけで使えるアイテムやコインなどを購入してもらうことで利益につなげる方法です。

こういった手法を利用しているのは、広告などを挿入せずにスムーズな操作体験を実現したい大手の企業になっています。

しっかりした課金の仕組みや計画を立てないと、上手く課金がされず失敗してしまうのがデメリットです。

ただし成功すると広告といった手法を使わずに長期的なアプリ成長を実現することも可能になっています。

ゲームアプリの構築に自信がある、あるいはある程度規模の大きいゲームアプリを企業内で作る予定であるならばおすすめです。

サブスクリプション

今話題の課金形式です。

動画配信サービスではよく使われている手法ですが、月額や年額で料金を発生させることで特典を使い放題にする形式となっています。

この形式は有料アプリにする形式と同じく収益の計算方法がシンプルになりやすく、プランの料金×利用人数といった方法でマーケティング分析を行うことが可能です。

また継続課金してくれる人が増えれば、安定した収入が入りやすいのもメリットです。

ただし特典内容を調整したりアップデートしないと、解約率が増えて収入が一気に下がるといったデメリットもあります。

スポンサーシップ

特定の企業と契約して広告表示や販促を行う手法になっています。

一見広告を挿入する手法と似ていますが、特定の企業だけと契約してマーケティングを行う点が大きな違いです。

専用の広告などを用意して表示するためいちいち内容が変わる通常の広告手法より煩わしいと感じられにくく、収益面でも契約内容に基づいて安定した利益が入ってくるのがポイントです。

ただしまだ普及している状況ではなく、そもそも契約してくれるタイアップ企業がいないと利用できないデメリットがあります。

Androidアプリを収益化する場合はどうやって準備すればよい?

ここまでAndroidアプリを収益化する手法をご紹介してきましたが、これからアプリを自作して収益化したい場合はどうやってこういった収益化手法を導入すればよいのか困ることもあるでしょう。

基本的にはアプリ構築に使ったソフトウェア環境でサービスへ登録したり、タグを追加したりすることで収益化を実現することができます。

収益化サービスはGoogleといった企業が提供している場合は安心ですが、出所が怪しいサービスもあるので導入する際は注意が必要です。

基本的には有名な企業が提供している収益化プラットフォームへ登録してタグ追加などを行ってみてください。

また特定の企業と関係がある場合は、スポンサーシップ契約を結ぶと継続して一定の収益が得やすくなるのでおすすめです。

 

まとめ

今回はAndroidアプリにおける収益化の手法などをご紹介してきました。

Androidアプリの収益化手法は多様化しており、適切な方法で導入することでアプリや利益の成長が達成できます。

ただしデメリットを理解しないで導入してしまうとアプリの評判が悪化する、利益が下がってしまうといったデメリットもあるので注意しましょう。
 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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