Android14の新機能まとめ

Android14が一部のAndroidスマートフォンに配信開始されました。

Android14では、ロック画面のアレンジ機能の追加や衛星通信の対応、

バッテリー機能の改善といった新機能や機能の変更が行われています。

 

そこで今回は、現時点のAndroid14の新機能や変更点などを紹介していきます。

※本記事の内容は2023年10月30日時点の機能を元にしています。

 

Android14 対応機種

2023年10月30日時点、Android14はGoogleのPixelシリーズを中心に

一部のAndroidスマートフォンにのみ配信されています。

 

また、メーカーごとのカスタマイズなどで機能が異なる可能性があります。

詳細な機能や配信時期は、対象のスマートフォンの公式サイトをご確認ください。

 

【Android14対応機種】

  • Google Pixel 8(Pro)
  • Google Pixel 7a
  • Google Pixel 7 (Pro)
  • Google Pixel 6a
  • Google Pixel 6(Pro)
  • Google Pixel 5a 5G
  • Google Pixel 5
  • Google Pixel 4 5G

AQUOS、arrows、Galaxy、Xperia、OPPOなどのスマートフォンも近日対応予定です。

 

Pixel 7aにAndroidをインストールしてみた

Google Pixel 7aにAndroid14が配信されたので、インストールしてみました。

Android14のインストールに成功すると、

初回起動時に「ロック画面のカスタマイズ」や「バッテリーセーバー」の紹介が表示されます。

 

ロック画面のアレンジに設定項目が追加

Android14では、ロック画面のアレンジができる機能

「壁紙とスタイル」の設定項目が増え、強化されました。

 

強化された「壁紙とスタイル」では、

時計のフォントや色の変更が細かく設定できるようになりました。

 

Google Pixel 8シリーズ以降のスマートフォンでは、

タップ操作だけでAIが壁紙を生成してくれる機能も提供されているようです。

 

決定キー無しでPINロック解除が可能になった

Android14では、画面ロック解除にPIN入力を利用した際に

数字を入力するだけで即時に画面ロックが解除されるようになりました。

※この機能を利用するにはPINを6桁以上に設定する必要があります。

 

バッテリー機能が改善

Android14では、バッテリーの持続時間を改善する機能が強化・変更されています。

バッテリーの使用量をより詳しく確認できたり、

バッテリーセーバーの設定画面も刷新されています。

 

バッテリー使用量の確認の改善

スマホのバッテリー持ちの改善のためには、

バッテリー消費の原因を特定することが大切です。

 

Android14では、バッテリー使用量の確認を

「アプリ別に表示」「システム別に表示」からフィルタリングできるようになりました。

 

バッテリーセーバーの設定画面が刷新

Android14では、バッテリーセーバーの設定画面が刷新されました。

 

「標準バッテリーセーバー」と「スーパーバッテリーセーバー」の

2つのオプションから選択できるようになりました。

 

スーパーバッテリーセーバーはアプリや通知も止めてしまうので、

どうしてもバッテリー消費を抑えたい時だけ使うようにしましょう。

 

バッテリーセーバーが発動するスケジュールの設定が可能になりました。

スケジュールを設定することで、バッテリー残量に応じてバッテリーセーバーをON・OFFできます。

 

また、バッテリーセーバーのリマインダーをオフにすることができるようになりました。

これは、ゲームプレイの妨げにならないようにするためのオプションです。

 

プライバシー保護されたフォトピッカー

Android13で登場した新しいフォトピッカーでは、

ユーザーが選択した画像と動画にのみアクセスできなくし、プライバシー保護が強化されていました。

 

しかし、この機能はX(旧:Twitter)を始め、多くのアプリが未対応であるため

あまり意味を成していませんでした。

 

Android14では、アプリ側が未対応であってもユーザーの選択によって

プライバシーを強化した新しいフォトピッカーが利用できるようになりました。

 

今後、衛星通信に対応する?

Android13リリース時に衛星通信会社「SpaceX」と大手通信会社「T-Mobile」が

「次のAndroidバージョンで衛星通信を有効にするためにパートナーをサポートする」と

宣言していたため、Android14が衛星通信に対応する可能性が高いと言われています。

 

Android14の公式ロゴも宇宙をイメージしたものになっており、

衛星通信に対応することをほのめかしている可能性が高いです。

※衛星通信サービス開始時に日本国内で利用できるかは不明です。

 

全画面の通知ブロック

Androidアプリの中には、LINEや緊急情報サービスなど

スマホの画面全体を使って通知を表示するものがあります。

 

Android14では、これら全画面通知をブロックできるようになりました。

 

デュアルSIMの自動切り替えに対応

Androidスマホでは、SIM切り替えの際に手動で設定を変更する必要がありました。

Android14では、自動でSIMを切り替える機能が追加されました。

 

SIMの自動切り替えは、電波状況に応じて行われるようです。

デュアルSIMを利用している人限定の機能ですが、

通信障害発生時や災害時などに便利かもしれません。

 

ウルトラHDRのサポート

※画像はウルトラHDRではありません

 

Android14では、画像や映像をより美しく仕上げる「ウルトラHDR」に対応します。

 

表示するだけであれば、HDR対応ディスプレイであれば可能なため、

多くのスマートフォンはAndroid14にアップデート後にウルトラHDRを楽しめます。

※ウルトラHDR画像の撮影には対応スマートフォンが必要です。Pixel8(Pro)など

 

不具合情報

Android14はまだ配信されて間もないOSです。

そのため、様々なバグや不具合が発生する可能性があります。

 

現時点で報告されているAndroid14の不具合は以下の通りです。

 

  • ストレージにアクセスできなくなる
  • 再起動がループしてしまう
  • 「Pixelを開始しています」のメッセージが表示されフリーズしてしまう
  • 勝手に本体が工場出荷状態にリセットされる

 

まとめ

Androidの最新バージョン「Android14」がGoogle Pixelシリーズで配信開始されました。

Android14では、ロック画面のカスタム機能やバッテリー機能を中心に

様々な新機能や機能の変更が行われています。

 

Android14では、バッテリー持ちの改善や画面体験の改善が期待できるでしょう。

 

しかし、Android14は配布されて間もないOSです。

様々なバグや不具合が発生する可能性があります。

 

不具合が出ては困るスマホは即座にアップデートしない方が良いかもしれません。

 

 

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べすれい

べすれいと申します。
スマホゲームを開発している会社で働いていた経験があります。
AndroidとiPhoneを使用した結果、Androidに落ち着いています。
スマホゲーム開発の経験も活かし、スマホの便利情報をお伝えできればと思います!

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