Android6で対応終了アプリが増加!買い替えを検討する際のポイントとは
長期間セキュリティサポートを受けられるiOSと比較すると、Androidはサポート期間が短いのがデメリットです。
それはメーカーごとにカスタマイズを行い独自の仕様へ変更してしまった結果、Google側でサポートを行うのが難しいといった背景があります。
そして2023年を迎えると、ついにAndroid6もサポート対象外になるケースが増えてきました。
今回はAndroid6の対応終了アプリが近年増加していることについて、対策などをご紹介していきます。
この記事に書いてること♪
AndroidのOSサポート期間の目安とは?
まずはAndroidのOSサポート期間の目安についてご紹介していきます。
Google側の方針とサポート期間について
実はAndroidのOSサポート期間については、Google側から明言がされていません。
正直セキュリティ面の問題からはっきり公表しないのはどうなのかとは思いますが、メーカーごとにカスタマイズされたりした結果、Google側もOSの利用に関して全体像を把握できていないのかもしれません。
ただしGoogleのAndroidセキュリティに関する更新情報を取扱うページでは、参考としてどのバージョンのOSがどれくらいまでサポートされていたのかを調べることができます。
調べる手間は掛かりますが、ここにしばらく掲載されていないようなAndroid OSは更新が適用されておらず、公式サポートが打ち切られたとみてよいでしょう。
調べる方法は以下の通りです。
- Androidの公式セキュリティ総合ページへアクセス
- 左メニューから「Androidのセキュリティに関する公開情報」を選択
- 調べたい年月日を順次選択してから表示する
- 表が確認できるので、「更新対象の AOSP バージョン」の欄をチェック
更新対象のバージョンに自分が使っている端末がいっさい掲載されていない場合は、サポートが打ち切りになっている可能性が高いです。
ちなみにAndroidバージョンのサポート打ち切りの目安は、公開開始から約3~4年前後です。
たとえば、3年から2~3か月経過したタイミングでも打ち切りになることがあるので注意しましょう。
メーカー側のAndroid OSサポート終了時期に関して
メーカー側ではすぐにAndroid OSが使えなくなってしまわないように、バージョンをアップデートできるように更新プログラムを適用してくれます。
これを利用すればたとえば最初はAndroid6であっても、アップデートによって8といった後発の新バージョンへ対応はできます。
ただしアップデート対応はメーカーごとに判断が行われるので、Googleが新バージョンを発表したとしても自分の端末では利用できないケースもあるのがポイントです。
メーカーによっては他社よりも早めにアップデート対応が終了する場合もあり、この点気を付けて端末を購入しないとすぐにアップデートが受けられなくなるリスクがあります。
Google以外のアプリ提供者のサポート終了時期に関して
Google・メーカー側がAndroid OSのセキュリティ・アップデート対応を終了しても、アプリ提供者では引き続きサポートをしてくれるケースも多いです。
本当にAndroidが使えなくなるタイミングは、このアプリ提供者がサポートを終了して、アプリストアから更新プログラムをインストールできなくなるケースが増えたタイミングとも言えるでしょう。
アップデートをしないと一部機能が利用できず、また立ち上げ自体もエラーで不能になるケースが多いからです。
古いバージョンまで対応してくれるアプリは、機能がシンプルで新端末・OSの機能を利用せずとも利用が継続できるようなアプリが多いです。
しかしゲームアプリのようなジャンルでは余裕を持った処理が求められますし、機能もすぐアップデートされます。
ということで古いバージョンで使えるアプリは少ないです。
またシンプルなアプリもOSバージョンが古すぎると、セキュリティ等の問題で対応を終了するケースが多いです。
Android6の対応終了アプリが増えている
残念ながら一昔前までは多くのアプリを引き続き利用できていたAndroid6で、非対応になるアプリのケースが増えています。
たとえば
- バンドルカードアプリ:2023年6月19日
- PayPay:2023年3月まで
- Chromeアプリ:2022年10月24日
といったように、金融アプリやWebブラウザーアプリで非対応となるアプリが増えています。
個人的に驚いたのは、Chromeアプリの対応終了です。
2022年10月25日から提供開始になった「Chrome 107」から、Android6ではアップデートが不能になりました。
Chromeアプリではバージョンが古いとアプリ上部に↑アイコンが表示され、「アップデートをお願いします」といったメッセージとともに更新ページへの誘導を行います。
しかし現時点でAndroid6のChromeアプリを開くと、アイコンは出るもののそこからアプリストアのChrome更新ページを確認すると、アップデートの表示がされなくなっています。
実機で確認しているので、他の端末でも同じ状況でしょう。
Android6から買い替えを検討する際のポイント
まだアプリが使えていても、Android6の端末スペックはモダンなアプリを利用するには不足しているのは間違いありません。
私の機種も2GBのメモリーに16GBのストレージという、今では考えられない状態です。
もし同じ状況の方がいらっしゃったら、ぜひ買い替えを検討してみてください。
検討する際は次のポイントに注意しましょう。
- 端末の製造時期・OSバージョンが新しいか
- キャンペーンを利用できないか
- データの移動準備等はできているか
携帯電話会社では製造時期が古いモデルも使えれば取りそろえている場合があります。
当然OSバージョンも決して新しくはないので、そういった端末を買う際には注意が必要です。
なるべく製造時期・OSが新しいモデルをそろえると安心です。
またキャンペーンを利用すると、格安で端末が購入できるケースもあります。
ということでキャンペーンでどれだけ割引ができるのか、といった点も検討するとお得にスマホが購入できるでしょう。
さらに買い替え前後ですぐデータ移動といった旧端末からの引継ぎができるのかも重要です。
格安スマホサービスの場合は自分で移動しないといけないケースもあるので注意しましょう。
まとめ
今回はAndroid6の対応終了アプリが近年増加していることについて、対策などをご紹介してきました。
Android6も、いよいよ使えなくなる時期が迫っています。
対応を終了して立ち上げができなくなるアプリも今後どんどん増えていくでしょう。
今のうちに新機種へ乗り換えて、快適なスマホ生活を送ってみてください。
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