もはや知らないと恥ずかしい?最新技術メタバースについて解説!

ITに関する話題は、詳しくなくても耳に入ってくる時代になりました。

特に最近は「メタバース」という言葉を頻繁に聞くようになっています。

このメタバースという言葉、今後私たちの生活にも大きな影響を及ぼすのですが意外と詳しくは知らない方が多いです。

難しく感じそうですが、仮想現実やITについて簡単に知っておけばすぐに理解できるはずです。

今回はメタバースとは何か、実現するメリット・デメリットや具体例などをご紹介していきます。

メタバースとは?ITで現実を置き換えた新世界

まずはメタバースの概念について解説していきます。

メタバースの語源はどこから?

そもそもメタバースという言葉自体は、今ほど有名でありませんでしたが昔からあります。

語源は1990年代に発売された某小説の、「アバターを介して人間がインターネットでやり取りをするような世界観」が元になっていると言われています。

「メタデータ」といった意味を持つ「メタ(Meta)」と、世界観を表す「バース(Verse)」が合わさった造語です。

1990年代ではメタバースの世界観は架空のものでしたが、現在では主にITの発達によって現実化しました。

メタバースの定義は?

メタバースの定義ははっきり決まっているわけではありません。

しかし現在では次のような要素があると、メタバースと扱われることが多いです。

  • 仮想空間(あるいはゲームの3D空間)を中心としている
  • 空間内で活動できるアバターがある(モーションキャプチャー機器の利用有無を問わない)
  • 会議や商品購入など現実世界での行動を体感できる

上記の定義は、没入感をメインとしない広義のメタバースです。

しかしここに「現実世界と同じような行動や刺激等を求める」という場合は、

  • 仮想空間を使う
  • アバターをVRゴーグルなどモーションキャプチャー系機器で動かせる
  • 空間内の物へ触れたり、その位置を動かしたりできる

といった条件がそろっているとが狭義の意味としてメタバースとなるでしょう。

あまりメタバースを知らないという方は、「仮想空間で何となく操作をして何かしらの体験を受ける」という程度にしか理解していないかもしれません。

実際にはいろいろな意味合いがあり、広義と狭義でもニュアンスが異なってくるので注意してみてください。

またメタバースの利用がゲームだけでなく、会議といったビジネス用途でも広がっている点も押さえておきましょう。

メタバースのメリット・デメリットとは?それぞれ解説

 

メタバースには、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット:非対面で対面のような体験を実現できる

メタバースはアバターを使い、コミュニケーションを実現しているのがポイントです。

アバターを使うのと使わないのとでは、インターネット上の表現に違いが出てきます。

たとえばWeb会議の場合、顔は見えても身振り手振り等を表現するのは簡単ではありません。

アバターであれば仮想空間で身振り手振りが自由にできるので、表現が簡単です。

実際にWeb会議ではなくアバター会議を導入する企業も増えており、対応のプラットフォームの需要が増しているのもポイントになっています。

また接客業といった業種ではメタバース内で対面のような対応ができるので、ビジネスがしやすくなる点もポイントです。

メリット:さまざまなコンテンツを販売しやすくなる

メタバースによってさまざまなコンテンツを、対面と同じように接客しながら販売できるようになっています。

たとえば

  • 書籍
  • NFT

といったコンテンツは、すでにメタバース内で取引ができるように検証が行われている最中です。

物理的な取引が必要なものは発送する準備がいりますが、メタバース内で注文をして受け取る手続きをすることはできます。

メタバース内で仮想的にサンプルを確認したり機能を試せたりするので便利です。

またNFTといったデジタルコンテンツは、その場で取引が完了してすぐ使えるようになるのがポイントです。

デジタル・非デジタルを問わずいろいろなものがメタバース内で取引されるようになることで、コンテンツ販売がしやすくなるでしょう。

メリット:新規ビジネスが発生しやすくなる

今までもITの発達によって、スマートフォンやクラウド分野などでさまざまなサービスが登場してきました。

そしてメタバースにおいても、すでに大手企業が複数参入しておりイベントへ出展したりと精力的な活動を続けています。

こういった検証の中で新しいビジネスモデルが広まれば、今まで想像していなかった斬新なサービスがメタバースを通して登場する可能性がある点がポイントです。

新規ビジネスが登場すれば経済が活発になり、日本をはじめとしていろいろな国でメタバース産業が活気を帯びる可能性があるでしょう。

デメリット:没入感を求める場合、VR機器の準備が必要

メタバースの体験自体は、Androidスマートフォンや無料ソフトウェアがあればすぐできます。

ただし仮想空間でアバターを使い直感的な操作を楽しみたい方は、

  • VRゴーグル
  • コントローラー
  • 有料の専用ソフトウェア

といった準備が必要です。

機器の値段はピンキリですが数十万円するケースもあり、簡単にはそろえられません。

こういった設備の低廉化が進むかどうかが、メタバース普及に大きく影響してくるでしょう。

デメリット:まだセキュリティや法律面で問題がある

メタバースは実現したばかりの世界観なので、セキュリティや法律面で整備が進んでいません。

ハッキングされて情報漏洩したりといったリスクを避けるためには、機器のセキュリティ設定を確認する、プラットフォームは有名なところしか使わないといった対応が必要です。

また法律面でもメタバースでどう行動すれば問題ないのか、事前に確認を取っておけると安心です。

メタバースの具体例!Androidスマートフォンでも体感できる

ここではいくつか、メタバースの具体例についてご紹介していきます。

バーチャル展示会

企業が自社商品・サービスを販売するバーチャル展示会は、さまざまな企業が協賛して頻繁に行われるようになっています。

ブース内で資料を配布したり、その場で体験会をしたりとメタバース内でさまざまなサービスを提供できるようになっています。

バーチャル展示会構築プラットフォームも広まってきており、中には企業が単体でバーチャル展示会を行うこともあるのがポイントです。

気になる方は参加できるイベントを確認してみてください。

Minecraft

教育プラットフォームとしても使われている建築ゲームの「Minecraft」も、メタバースの事例です。

Androidスマートフォンアプリなどで、自由にブロックを組んだり敵を倒したり、好きな体験ができます。

こういったユーザーに合わせた体験ができるゲームは「オープンワールド」とも呼ばれており、今後はこういったメタバースを意識したオープンワールド系ゲームがメインになっていくかもしれません。

まとめ

今回はメタバースについてご紹介してきました。

現実世界の代わりとなるコンピューター空間を楽しむメタバースは、今後仮想空間やVR機器といった要素の進化によってさらに没入感が上がっていくでしょう。

Androidスマートフォンアプリなどで、気軽に簡単なメタバースについて学ぶことができるので初心者はこちらからで始めるのもよいですね。

ある程度理解ができたらVR機器を購入したりして本格的にメタバースへ踏み出してもよいでしょう。

ただしセキュリティ面などには注意してメタバースを楽しむようにしてみてください。
 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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