mineoは独自の仕組みが持ち味!利用者視点からメリット・デメリットを解説【Android】
「ahamo」といったキャリアの廉価プランの登場により、格安SIM会社(MVNO)は新たな対応に迫られています。
格安SIM会社はさまざまな新プランを提供開始してキャリアのプランへ対抗しようとしています。
関西電力系列の「mineo」もその1つです。
私は最近まで楽天モバイルのみを契約していたのですが、サブスマホというのを試してみたくて現在使っていないAndroidスマホへmineoのSIMを入れて利用を開始してみました。
今回は実際に利用している筆者の視点も交えながらmineoを契約するメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
※表記されている金額はすべて税込みです
この記事に書いてること♪
ユーザー同士のコミュニケーションを重視!mineoとは
mineoは関西電力系のグループ会社、「株式会社オプテージ」が提供している携帯電話サービスです。
顧客満足度の高さといった点で定評のある格安SIMサービスであり、スマホといったデバイスに関する調査大手である「MMD研究所」の調査では顧客満足度第1位に輝いています。
満足度の高さを支えているのはサポート体制だけでなく、ユーザー同士のコミュニケーションを活発にする各仕組みにもあります。
ユーザー同士でコメントを返しあって問題を解決したり、データを共有して使えたりといった競合にはない独自の仕組みがmineoには用意されているのがポイントです。
料金もデータ容量に合わせて選べば3キャリアと新しいキャリアである楽天モバイルにも対抗できるようになっているので、料金を抑えたい場合はmineoが有力な契約先になるでしょう。
mineoはよくテレビやインターネットで見る機会があったので以前から気になってはいました。
従来は解約金の問題もあってなかなか手が伸びなかったというのが本音です。
しかし総務省の意向により解約金が安くなったりと変化がありました。
またmineoには「エントリーパッケージ」という、契約手数料を0円(本来3,300円)にできるコードが入手できる製品がインターネットや実店舗で用意されています。
そこで私はmineoの「マイピタキャンペーン」とエントリーパッケージを併用して、初期費用を合計500円程度に抑えながら(エントリーパッケージの購入費用+SIM発行手数料)mineoを契約してみました。
エントリーパッケージは初期費用節約の手段として皆さんにおすすめしたいです。
トリプルキャリア対応も便利!mineoのメリット
mineoを契約すると次のようなメリットがあります。
トリプルキャリアに対応しており好きな回線を選べる
mineoはMVNOとしては珍しく、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
の3社から回線を借りています。
そのため楽天モバイル以外を契約しているユーザーとしては、自分が使っている回線を維持できるというメリットがあります。
トリプルキャリア対応により便利になるのはSIMロックへの対応です。
SIMロック解除は現在ユーザーからもできるようになっていますが、若干手続きが面倒に感じる場合もあるでしょう。
しかしAndroidスマホで現在使っているSIMの回線と新しく契約するSIMの回線を合わせればロック解除の必要性がなくなります。
実際mineoも「3大キャリア対応、SIMを入れ替えるだけで500種類以上の端末で使える」というのを売りにしています。
マイピタからシンプルに適したプランを選べる
mineoのプラン形式は一新され、「マイピタ」という名称に代わりました。
マイピタでは以前のプランより種類が絞られた分、よりシンプルに適したプランを選べるようになっています。
デュアルタイプ(データ通信+通話機能ありのSIMプラン)の場合
- 1GB:1,298円
- 5GB:1,518円
- 10GB:1,958円
- 20GB:2,178円
の4種類から好きなプランを選択可能です。
自分としては5GBプランがおすすめになっています。
たとえば楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」と比較してみると
- Rakuten UN-LIMIT VI:3GB~20GBで2,178円
- マイピタ:5GBで1,518円
というように、「3GBから5GB程度でスマホを使う」という方はマイピタのほうが節約効果が高くなります。
ちなみに1GBのプランはキャンペーン対象になっていない点も含めてお得ではないのでおすすめできません。
パケットに関する制度が充実している
Androidといったスマホを使う上で重要になるのがパケットの容量です。
プランを選ぶときに使えるパケット量は決まってしまいますが、mineoではスムーズにスマホを使うための各種パケットのサポート制度が複数用意されているのがポイントになっています。
たとえば「パケット放題」。
このサービスはオプションで月額385円が掛かりますが、最大500kbpsでパケットが使い放題になります。
Webサイト閲覧といった軽い用途に使う場面が多いのであれば、500kbpsでも快適にインターネット体験ができるでしょう。
また「mineoスイッチ」という機能も便利です。
mineoにログインしてスイッチをOFFにすると、データ通信速度が200kbpsに制限される代わりにデータ容量を消費せずに済みます。
またこの後説明しますが、「フリータンク」制度も便利です。
ちなみにmineoでは使わなかったデータ容量を次月まで持ち越せるようになっています。
来月にテザリングを大量に行うといった場面が想定される場合は節約を行い、次月に使えるようにすればパケットが不足しなくなるでしょう。
ユーザー同士でコミュニケーションしてサポートし合う仕組みが便利
mineoの強みとして、ユーザー同士の横のつながりが強いという点があります。
たとえば「マイネ王」では自分のスマホに対する疑問を公開して回答を得ることが可能です。
ためになった回答に関してはお礼としてパケット贈呈ができるようになっています。
また自分が回答者として参加してパケットを得られるのもメリットです。
またフリータンクという制度もユニークです。
フリータンクでは余ったパケットをタンクという場所へ入れることで、月末に他の方あるいは自分がパケットをタンクから引き出せるようになっています。
月末はパケット容量が不足しがちなので、フリータンクを使うと低速で通信せずに済みます。
ただし大量のフリータンク利用は推奨されていないので注意してください。
さらに他ユーザーへパケットをプレゼントできる「パケットギフト」といった仕組みもユニークです。
対応端末に注意!mineoのデメリット
mineoにはデメリットもあるので注意しましょう。
端末が完全にmineoに対応していない可能性も
たとえば販売量が少ないマイナーなAndroidスマホはmineoに完全対応していないかもしれません。
私の持っている「AQUOS M-04」はSIMを挿すだけで全機能が使えましたが、機種によってはSIMロック解除がやはり必要だったり、テザリングといった一部機能が使えないといった可能性もあります。
mineoの公式サイトで検索すれば対応端末の一覧と対応内容が出てくるので、自分の使いたい端末が対応しているか事前にチェックしてからmineoに加入してみましょう。
回線はつながりにくい場面もある
混雑していない時間帯のmineoのつながりやすさは、楽天モバイルとの比較になりますがそこまで違いを感じませんでした。
ただし混雑時間帯になると一気に回線速度が遅くなってしまう点には注意が必要です。
楽天モバイルもつながりにくくはなりますが、mineoはWebサイト読み込み1つ1つにも難儀しないといけなくなるので使いにくくなります。
まとめ
今回はmineoのメリットやデメリットをご紹介してきました。
mineoはトリプルキャリア対応、ユーザー同士のコミュニケーションに関する仕組みが充実といったメリットがあります。
ただし対応端末を確認した上で、自分が今使っている回線と比較してどれくらい遅くなってしまうのかを考えながら契約を考えてみましょう。
mineoでは不定期でキャンペーンを開催しています。
月額料金がかなり安くなるタイミングもあるので気になる方は日頃から公式SNSなども確認してみましょう。
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