GooglePayとApplePayの違いについて比較!

1つのアプリでさまざまな電子マネーやポイントカードなどを管理して利用できるWalletアプリ。

代表的なサービスにはAppleが提供する「ApplePay」とGoogleが提供する「GooglePay」の2つがあります。

どちらもスマホをタッチするだけで支払いが可能なサービスではあるものの、両者の違いにはどんなものがあるのでしょうか。

そこで「GooglePay」と「ApplePay」の違いについてまとめていきます。

今回の記事では

  • 対応している電子マネー
  • 対応機種
  • セキュリティ
  • 利用限度額

の4つの観点で比較を行なっていきます。

両者の違いを把握して上手に利用していきましょう。

1.「GooglePay」と「ApplePay」:対応している電子マネーで比較

GooglePayもApplePayもスマホをかざすだけで支払いができるサービスという点では共通しています。

しかし、アプリ内で利用できる電子マネーの種類には違いがあります。

電子マネー GooglePay ApplePay
Suica
楽天Edy ×
WAON ×
nanaco ×
iD
QUICPay

表のように、サービス内で利用できる電子マネーの種類はGooglePayの方が豊富です。

ApplePayではチャージ型の「Suica」とポストペイ型の「iD」「QUICPay」の計3種類しか使えません。

ただ、日常的に利用する電子マネーの種類は1〜2つ程度なので、種類が少なくても不便ということではありません。

①iDとQUICPayの対応カードにも違いがある

ポストペイ型の電子マネー「iD」と「QUICPay」を利用するには、サービス内で対応したクレジットカードを設定する必要があります。

GooglePayとApplePayで対応するクレジットカードの種類が異なるので比較してみましょう。

電子マネー GooglePay ApplePay
iD 三井住友カード
ライフカード
イオンカード
dカード
JFRカード
ペルソナ
セディナ
ソフトバンクカード
ポケットカード
三井住友カード
ゆうちょ銀行
ライフカード
VJAグループ
QUICPay JCBカード
JACCSカード
ゆめカード
楽天カード
Kyash
アプラス
アメリカン・エキスプレス
エポスカード
OC
オリコ
クレディセゾン
JCB
JACCS
セブン・カードサービス
ダイナースクラブ
トヨタファイナンス
JR西日本
ビューカード
楽天カード
ゆめカード
Yahoo!JAPANカード
など

ApplePayは対応する電子マネーの種類は少ないものの、ポストペイ型の電子マネーに対応するクレジットカードの種類は豊富です。

これだけのバリエーションがあれば、お手持ちのクレジットカードをApplePayに登録して、ポストペイ型の電子マネーを気軽に使い始めることができます。

逆に、GooglePayでポストペイ型の電子マネーを使おうと思ったら、新たにクレジットカードを作る必要が出てくるかも知れません。

2.ApplePayはアンドロイドで使える:対応機種で比較

一般的なイメージとして、GooglePayは「Androidデバイス」、ApplePayは「iOSデバイス」で利用できるという違いが思い浮かびます。

ここでは、もう少し2つのサービスが使える機種について掘り下げていきます。

対応端末やサービスを利用する上で必要となる機能、対応OSなども含めて確認していきましょう。

【ApplePay】

対応端末 対応機種 利用可能場所
iPhone iPhone 8以降、および日本国内で販売されたiPhone 7とiPhone 7 Plus* 交通機関・店舗・アプリ内 ・ウェブ上
Phone 6s、iPhone 6s PlusiPhone 6iPhone 6 PlusiPhone SE アプリ内・ウェブ上
Apple Watch Apple Watch Series 3以降、および日本国内で販売されたApple Watch Series 2* 交通機関・店舗・アプリ内
Apple Watch Series 1とApple Watch(第1世代) アプリ内
iPad Touch IDもしくはFace IDを搭載したiPad Pro、iPad Air、iPad、iPad miniのモデル アプリ内・ウェブ上
Mac
2012年以降に発売されたMacのモデル
ウェブ上

【GooglePay】

対応端末 おサイフケータイ対応のAndroidスマホ
対応OS Android5.0以上

現状では、アンドロイドでApplePayは使う事が出来ず、またiPhoneでGooglePayは使う事ができません。
それぞれの対応機種をよく確認しておきましょう。

3.「GooglePay」と「ApplePay」:セキュリティ面で比較

セキュリティ面ではApplePayの方が優れています。

ApplePayには支払い時に行う指紋認証(Touch ID)顔認証(Face ID)という本人認証が必須となっています。

認証を行わないと支払いができないようになっているので、安全性は非常に高いといえるでしょう。

一方、GooglePayにはこのような本人認証はありません。

素早く支払いができる一方で第三者にも簡単に使えてしまうのでセキュリティ面に不安が残ります。

4.「GooglePay」と「ApplePay」:利用限度額で比較

各サービスで利用できる電子マネーには1回あたりの利用限度額が定められています。

それぞれのサービスがどのような上限設定を行なっているのか確認してください。

電子マネー GooglePay ApplePay
Suica 20,000円 20,000円
楽天Edy 50,000円
WAON 20,000円or50,000円
nanaco 50,000円
iD クレジットカードの利用限度額内 クレジットカードの利用限度額内
QUICPay QUICPayマークのお店:20,000円
QUICPay+マークのお店:30,000円
QUICPayマークのお店:20,000円
QUICPay+マークのお店:クレジットカードの利用限度額内

主な違いとしては、QUICPayの利用限度額です。

GooglePayでは「QUICPay+」の加盟店での利用上限が30,000円に設定されていますが、ApplePayではその上限がなく、クレジットカードの利用枠内であれば自由に使えます。

これに関しては、セキュリティ面での違いが利用上限に現れていると考えられます。

5.まとめ

GooglePayとApplePayの違いをまとめていきました。

結局は利用している端末によって使うサービスは決まるのですが、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneに乗り換えた方は両者のサービスの違いを把握しておくといいでしょう。

GooglePayについての関連記事はこちら  → GooglePayが〇〇ペイよりも優れている3つの理由

 

 

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