違いを比較できない初心者必見!Androidスマホの簡単な選び方
国内で一般的に使われるスマホは、
- Androidスマホ
- iPhone
他にもありますが主にこの2つに大きく分かれます。
Androidスマホは世界中でもともとシェアが高い状態でしたが、日本国内ではiPhoneがAndroidスマホより人気のある状態が長く続いていました。
しかしスマホ市場などを調査する「MMD研究所」の発表によると、2019年11月14日~11月18日間の日本でのスマホOSシェアでAndroidが約57%と、iOSの約43%を大きく引き離しています。
現在日本で、Androidスマホの人気が高まっているのがよく分かるデータです。
このように日本でも人気を集めるAndroidスマホを購入、または買い替えを検討している方もいらっしゃるでしょう。
しかしスマホに詳しくない方にとって、種類の多いAndroidスマホを選ぶのは骨の折れる作業です。
どんな点に注目してスマホを選べばよいか理解できれば、Androidスマホ選びがグッと楽になります。
今回はスマホ初心者向けに、Androidスマホの選び方をご紹介していきます。
この記事に書いてること♪
AndroidスマホはiPhoneと違って規格が統一されていない
Androidは「Google」が開発しているモバイル向けOSですが、外部にプログラム内容が公開されています。
ですから使いたいメーカーが自由にカスタマイズして、モバイル端末に組み込めます。
それだけにさまざまなメーカーから、さまざまなスペックのAndroidスマホが発売されています。
ライバルとなるiPhoneは、「Apple」製のiOSを搭載しています。
iPhoneもiOSもAppleが開発を独占しているので、基本的に他メーカーは利用できません。
その分Apple内で共通して開発されるので、スマホの当たりはずれが少なく機種バリエーションもある程度まとまっています。
つまりAndroidスマホはiPhoneに対して自由度が高い分、当たりはずれも大きくバリエーションも多いので選ぶのに時間が掛かります。
スマホ初心者の多くは、どこを見ればAndroidスマホの違いが分かるか理解できません。
ですから次の章で、Androidスマホのどこを見れば違いが分かるかご紹介していきます。
Androidスマホの選び方
ここからは、Androidスマホの選び方をご紹介していきます。
- CPUの処理能力
- メモリ(RAM)の量
- 内部ストレージ(ROM)の量
- カメラ
- バッテリー
- 画面解像度やディスプレイサイズ
CPUの処理能力
スマホで一番重要な部品の一つが、「CPU(中央演算処理装置)」です。
スマホではさまざまな操作ができますが、その際すべての操作はデータ化されCPUで計算処理されます。
つまりCPUの処理能力が低いとちょっとしたゲームアプリ操作に対してももたつく可能性が大きくなり、高いと美麗なゲームアプリもサクサク快適に動かせます。
スマホCPUの処理能力は、主にクロック数とコア数で判断できます。
クロック数とは、CPUが1秒間にデータ処理する際に発する信号回数です。
単位は一般的にGHzとなっており、GHz数が大きければ多いほど高速処理が可能なCPUになります。
たとえば単純に1.4GHzと2GHzのCPUを比べた場合、2GHzのほうが高い処理能力を持っています。
そしてクロック数と同じくらい重要なのが、コア数です。
コア数は、CPUの中に搭載されている実際に演算処理を行えるユニットの数です。
デュアルコアであればCPU内に2つ、オクタコアであればCPU内に8つ演算処理ユニットが搭載されています。
コア数が多ければ多いほど複数のアプリの処理を同時に行えるようになり、高性能となります。
「バトルロイヤルゲームアプリをプレイするなど、重い処理の必要な操作を日常的に行う」という方は、CPU性能が高いモデルを選びましょう。
逆に「Webサイトや動画配信サイト閲覧が中心で、スマホにそこまで高い処理を必要としていない」という方は、処理性能が高くないCPUを搭載したモデルでも構いません。
現在では廉価なスマホでもオクタコアを搭載していたりと、値段にかかわらず高性能な処理能力を持っているモデルが増えています。
「安いモデルを購入したいが、スペックは低くなるだろう」と思わず、クロック数とコア数を中心によいCPUが搭載されているモデルを探してみましょう。
メモリ(RAM)の量
CPUのサポートを行う重要な部品が、「メモリ(RAM)」です。
メモリはCPUの処理に必要なデータを一時的に溜め込んで都度CPUに流すなど、CPUが性能を無理なく発揮するための手助けをしています。
つまりCPUに対してメモリが多いほうが、効率よく処理ができるので性能の高いスマホとなります。
現在はメモリ1GBのスマホ製品は少なくなり、最低でも2GB以上のメモリを持つスマホが増えてきました。
2GBあれば、ある程度の処理が必要なゲームアプリは問題なく動かせるでしょう。
ただし高画質のゲームアプリ操作などを行うならば、4GB以上あると安心です。
内部ストレージ(ROM)の量
CPUやメモリほどではないですが、内部ストレージ(ROM)の量も重要です。
内部ストレージはスマホ内部に保存したアプリ、画像、動画、文章など、あらゆるデータを長期的に保存するための部品です。
内部ストレージが多ければ多いほど、スマホ内部に大量のデータを保存できます。
「動画ストリーミングサービスからよく映像をダウンロードする」などの使い方をしている場合は、内部ストレージが多いほうが安心できます。
ただしAndroidスマホはiPhoneと違って、microSDカードを挿入可能です。
ですから必要な場合はmicroSDカードを別途購入して、スマホ内部で保存できるデータ容量を増やすことも可能です。
内部ストレージの量は、16GBだと容量が足りない場面も増えてきます。
ある程度スマホにデータを保存する場合は、32GB以上のモデルを選ぶと安心です。
カメラの性能
最近ではスマホのカメラの性能が上がってきており、「カメラでスマホを選ぶ」という方が増えています。
実際デジカメや一眼レフなしでも、スマホだけで鮮明な画像や動画を撮影できます。
スマホのカメラ性能を気にする場合は、まずは画素数を見ましょう。
画素数は画像や動画を構成する一つ一つの点のことで、画素数が多いほど密度の高い鮮明な画像や動画撮影が可能です。
1,200万以上画素数のあるモデルを選べば、かなり鮮明な画像が撮影できます。
また自撮り(セルフィー)を頻繁に行う場合は、インカメラの画素数も多いモデルを選びましょう。
次に、カメラの数も見ておきましょう。
シングルカメラではなく、デュアルカメラやトリプルカメラのモデルを選ぶとさらに高精度の撮影が可能です。
カメラが複数搭載されているモデルであれば、たとえば遠くのものを物理的に拡大して鮮明な画像や動画を撮影できます。
搭載されているカメラの種類などは、モデルごとに代わります。
できれば実際に店頭などに行って、カメラ撮影を体験してみるとベストなものが分かります。
他にも「AI(人工知能)」を駆使して撮影を最適化できるモデルなどもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
バッテリーの量
外出先で長時間スマホを使いたい場合は、バッテリー量もよく確認しておきましょう。
バッテリー量もCPUやメモリなどと同じく、性能が上がっています。
最低でも3,000mAh以上のモデルを選ぶと、充電切れで困る場面は少なくなるはずです。
ただしバッテリーは消耗品であり、最近は交換できないモデルも増えています。
購入後しばらくして電池持ちが気になってきた場合は、モバイルバッテリーの購入を検討しましょう。
画面解像度やディスプレイサイズ
画面解像度やサイズも、確認しておきたい部分です。
画面解像度は、スマホディスプレイの鮮明さを表します。
解像度が大きければ大きいほど、鮮明なディスプレイになります。
1,280×720ピクセル以上の解像度のモデルであれば、十分きれいです。
しかし高解像度の映像などをスマホで楽しみたい場合は、1,920×1,080ピクセル(Full HD)レベル以上のスマホを購入するとよいでしょう。
ディスプレイサイズは、大きいものを選んだほうが大画面でゲームや映画などを楽しめますし操作性も上がります。
ただしスマホのディスプレイサイズには、限度があります。
外出先でも大画面でゲームや映像などを楽しみたい場合は、タブレット購入も視野に入れてみてください。
まとめ
今回は、Androidスマホの選び方をご紹介してきました。
デザインなども気になるでしょうが、自分のスマホ操作環境に合ったスペックのモデルを選ばないと購入した意味がありません。
CPUやメモリ、ストレージなどは細かく見るのが面倒くさいかもしれませんが、今回紹介したポイントを踏まえて効率よく比較してみてください。
またカメラやバッテリー、解像度やディスプレイサイズもスマホの使いやすさに影響するのでよく確認しましょう。
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