オンラインストレージアプリの限界?Androidでも使えるけど改悪に注意

Android端末においてオンラインストレージを使うのは当たり前となっています。

端末内に保存するだけでなくアプリ等からファイルを決定してオンラインへ転送・保管することで容量節約などが可能です。

ただしそのオンラインストレージ自体が容量不足になるケースが増えてきたので注意してみてください。

今回はなぜAndroid端末で使っているオンラインストレージが容量不足となるのか、その原因を解説していきます。

オンラインストレージが容量不足になるとどうなるのか?

オンラインストレージの現在の容量については、アプリから確認することができます。

たとえばGoogleドライブの場合、Googleドライブアプリを立ち上げて左側の三本線メニューをタップしてみてください。

すると下側に「ストレージの○○%を利用中」というメッセージがあるので、これをタップすると詳しい容量の内訳等が確認できます。

Googleドライブの場合はドライブアプリで利用しているデータだけでなくGoogleアカウントで使用しているあらゆるサービスのデータを合算して容量の対象としているため、Gmailなどのオンラインストレージ利用容量も確認可能です。

オンラインストレージ自体が容量不足になると、アプリやPCのWebブラウザー等の容量表示において「空き容量がありません」という警告が出ます。

それに容量の確認の際、数値が赤になり危険なことを教えてくれるのですぐ容量不足には気付けるはずです。

なぜ急にAndroidで使っているオンラインストレージの容量が減少したの?

Androidで使っているオンラインストレージの容量が急激に減少した場合、次のような要因が考えられます。

容量の大きいファイルをアップロードした

鮮明度の高い画像や動画などが現在急激に増えています。

こういったデータをオンラインストレージで取り扱っている場合は、急にデータが不足する可能性があるでしょう。

たとえば2GBの動画を2つか3つアップロードしただけで、無料プランレベルのオンラインストレージは容量を圧迫されます。

また5MBのような容量の大きい画像データを数百枚ほど保管しているフォルダを2つ3つアップロードしても同じようなことになります。

容量の大きいファイルをアップロードする場合は、容量がどれくらい減ったのか確認しておきましょう。

同期しているファイルへ大きなファイルがアップロードされた

たとえオンラインストレージに直接アップロードを行わなくても、いつの間にか容量が減って警告が出てしまうこともあります。

こういった要因で考えられるのは同期です。

同期とはPC・スマートフォンの保存環境とオンラインストレージの保存環境を同じ状態にすることで、ユーザー側で操作をしなくても調整が行われるので便利です。

ただし同期対象になっているファイルへデータを大量にアップロードすると、データ容量が減っていきます。

ということで同期によってデータが圧迫されないよう、場合によっては見直し等を検討する必要性があります。

関連サービスにおいて大きなデータ容量を消費している

オンラインストレージによっては、関連サービスで保存しているデータと容量を共有しているケースがあります。

たとえばGoogleドライブの場合はGoogleフォトやGmailなどの関連サービスと容量が共通であり、無料プランでは15GBまで容量を利用可能です。

ということでGoogleフォトへ大量に画像をアップロードしたり、Gmailで画像や映像を大量に使ってメールの保管を行っていると、全体の容量が消費されていきます。

Googleドライブをあまり使っていなくても、他のサービスによって容量が圧迫される可能性がある点に注意しましょう。

サービス側が改悪を行った

オンラインストレージのサービス提供側が改悪を行うケースもあります。

こういった改悪によって容量が減少して、すぐに容量が不足してしまう場面もあるので注意してみてください。

改悪についてはサービスによっては仕方がない面があります。

サービス提供に関してリソースを調整するために、こういった改悪によって安全性を確保することは行われる可能性が十分あります。

ただし改悪には範疇を超えた変更を行う事例もあるので注意しましょう。

たとえばあるサービスでは無料プランで今まで100GBまで使えていたのにもかかわらず、改悪によって20GBまで容量が減少しました。

これだけでなく保存データの許可のない削除等まで行っており問題となっています。

こういったまずい改悪を行うサービスは、利用者が有名なものより比較的少なくブランド力が低い点が特徴です。

Androidで使っているオンラインストレージの容量不足を解消する方法とは?

ここからはAndroidのオンラインストレージの容量不足を解消する方法をご紹介していきます。

大きいファイルは定期的に削除する

基本的に大きいファイルを見つけたら定期的に削除することをおすすめします。

大きいファイルについてはオンラインストレージアプリの内部データ確認画面などで確認することが可能です。

抽出を行い大きいデータ順にファイルを並べ替えると簡単です。

ファイルを圧縮してから保管する

ファイルを圧縮してから保管すると解凍の手間が掛かりますが、データ容量を一気に削減してデータを保管できます。

ですから複数のファイルをアップロードする際は必ず圧縮作業を行いオンラインストレージへ保存しましょう。

ただしデータによっては圧縮効果が限定的であるため、圧縮を行って実際どのくらいデータが減少したのか確認してからアップロードを行ってみてください。

圧縮効果の小さいファイルについてはそのままアップロードしたほうが簡単です。

複数のオンラインストレージを使い分ける

たとえば動画はAのオンラインストレージ、ビジネス文書はBのオンラインストレージを使うといったように使い分けを行うことで問題が解決します。

複数のサービスを管理する手間が増えるので、利用するサービスはよく吟味するのが重要です。

有名でないサービスは保存容量が大きい可能性がある分、セキュリティや改悪の面でリスクがあります。

そして日本語化もされていない可能性があるため、こういった性質のあるサービスはなるべく避けるのがよいでしょう。

有料プランを使う

上記のような対策を行っても改善が行われない場合、現在のプランを有料へアップグレードすることで問題が解決する可能性があります。

有料プランにするとお金が掛かる分、複数のサービスを使い分けなくてもデータを保存して利用できるようになります。

有料プランにすると容量が数倍以上には拡大するのでいろいろなデータを保管可能です。

ただし容量調整やデータ確認などの作業が引き続き必要なのは言うまでもありません。

まとめ

今回はAndroidでオンラインストレージを使うとき容量が急激に減る理由を解説してきました。

Androidのオンラインストレージの容量が急激に減少する際は、大きいファイルがあったり改悪が発生したりしている可能性があります。

1つ1つ原因を調べて解決方法を実行することで解消が行えるでしょう。

ぜひ効率よくオンラインストレージを活用していってください。
 

 

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businessofd

クラウドワークスで、フリーランスとして活躍中。
今まで培ってきたITの知識や技術を活かして、さまざまな記事を執筆しています。

AppleよりはAndroid派で、オープンソースという性質上さまざまなAndroidが存在するのも魅力だと思っています。
最近のマイブームはキャッシュレスアプリで、コンビニなどで待たずにサッと決済できる利便性は手放せません。
Androidにさまざまなキャッシュレスアプリを入れて、メリット・デメリットを比較しながら使うのがクセになっています(笑)。

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