Earfun Air Pro 3レビュー! マルチポイント対応、LE Audioも対応予定
コスパが良く多機能なワイヤレスイヤホンを多数販売し、国内でも急速にシェアを伸ばしているメーカーが「Earfun (イヤーファン)」です。
Earfunの最新ワイヤレスイヤホン「Earfun Air Pro 3」はAptx Adaptive、マルチポイント接続、ワイヤレス充電、そしてLE Audioにも対応予定の超多機能イヤホンです。
今回は、そんなEarfun Air Pro 3をレビューしていきます。
この記事に書いてること♪
Earfun Air Pro 3の基本情報
「Earfun Air Pro 3」は「Earfun」が2022年末に発売したばかりの最新ワイヤレスイヤホンです。
10,000円以下ながらもノイズキャンセリング、マルチポイント接続、ワイヤレス充電などに対応しています。
【Earfun Air Pro 3の主な機能】
- 業界トップクラスの-43dbのノイズキャンセリング
- 自然な外音取り込み機能
- マルチポイント接続 ※最大2台
- ワイヤレス充電
- 専用アプリ「Earfun Audio」でカスタマイズ可能
- アップデートでLE Audioに対応予定
Earfun Air Pro 3はハイレゾ相当の音質が再生可能なコーデック「aptx Adaptive」に対応しています。
aptx Adaptiveは通信状況に合わせて送信するデータ量を調整してくれるので、接続が切れづらいといった特徴もあります。
aptx Adaptive以外にも、SBCやAACでの接続も可能です。
また、アップデートでLE Audioに対応後はLC3コーデックでの接続にも対応予定です。
製品名 | Earfun Air Pro 3 |
メーカー | Earfun |
ドライバー | 11mm大型ダイナミックドライバー |
ノイズキャンセル | -43db |
防水 | IPX5 |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive、LC3 ※アップデートで対応予定 |
再生時間 | 7時間(イヤホン単体・ANCオン)、45時間(充電ケース込み) |
バッテリー | 54mAh(イヤホン本体)、520mAh(充電ケース) |
充電方法 | USB Type-C、ワイヤレス充電 |
重量 | 5.2g(イヤホン本体)、52g(ケース込み) |
カラー | ブラック |
技適番号 | 210-198305 |
デザイン・重さ
Earfun Air Pro 3のデザイン面を確認していきます。
ケースは少し厚みがありますが、十分コンパクトです。
上面にはEarfunのメーカーロゴが刻印されています。
Earfun Air Pro 3のイヤホン本体はツマミがあるタイプの形状となっています。
小型完全ワイヤレスイヤホンに比べるとコンパクトさは劣りますが、
ツマミ部分があるおかげで、装着時によりフィットしイヤホンが外れづらくなります。
Earfun Air Pro 3のイヤホン本体をケースに収納した状態の重さは約52gでした。
多くの機能を盛り込んでいてワイヤレス充電にも対応しているイヤホンとしては十分に軽いです。
ノイキャン(ANC)・外音取り込み
Earfun Air Pro 3のアクティブノイズキャンセリング(ANC)は非常に優秀です。
2021年頃までは、10,000円以下のワイヤレスイヤホンのノイキャン性能は高くても-35db程度でした。
Earfun Air Pro 3は最大で-43dbものノイズキャンセリングを実現しています。
もちろん何万円もする高級イヤホンには精度で劣りますが、10,000円以下と考えると十分過ぎる性能です。
左イヤホンのタッチセンサーを長押しすると「ノーマル」「ノイズキャンセリング」「アンビエントサウンド(外音取り込み)」の3つのモードに切り替えが可能です。
ノイズキャンセリングは十分に強力で、電車の走行音や人の話し声などを遮断してくれます。
ただし、Earfun Air Pro 3のノイズキャンセリングには弱点があります。
高音域の遮断が苦手らしく、金属音や踏切、救急車やパトカーなどのサイレンははっきりと聞こえます。
Earfun Air Pro 3の外音取り込み機能はかなり自然に聞こえます。
安いイヤホンでは加工された音という印象が強い音で聞こえるイヤホンも多いですが、
Earfun Air Pro 3は違和感が少なく、自然な音で聞き取る事ができます。
ワイヤレス充電
Earfun Air Pro 3はワイヤレス充電(Qi)の急速充電に対応しています。
スマホなどで使用するワイヤレス充電器をそのまま使用して、上に置くだけで充電ができます。
マルチポイント接続
Earfun Air Pro 3はマルチポイント接続に対応しています。
Bluetoothのペアリングで最大2台のデバイス(PC・スマホ・タブレットなど)に接続でき、
音声が再生されているデバイスに自動的に接続を切り替えてくれます。
このマルチポイント接続は非常に便利な機能です。
例えば、ノートPCでZOOM会議に参加した後、イヤホンを取り外すことなくスマホで音楽を聴くといったことがスムーズに行えるのです。
マルチポイント接続の便利さを一度経験してしまうとマルチポイント接続に対応していないワイヤレスイヤホンが使いづらく感じてしまうほどです。
専用アプリ「Earfun Audio」と音質改善について
Earfun Air Pro 3は専用アプリ「Earfun Audio」でカスタマイズが可能です。
Earfun Audioアプリは必ずインストールするようにしてください。
Earfun Air Pro 3は初期状態では低音が以上に強調されており、ボワついた音が流れるチューニングとなっていました。
そのため、初期に買った人たちやレビュアーには低めの評価を受けています。
これらの批評を受け、現在はファームウェアアップデートにより、音質バランスが修正されています。
ファームウェアのバージョンを更新するには、専用アプリである「Earfun Audio」が必要です。
Earfun Air Pro 3の専用アプリ「Earfun Audio」では、様々なカスタマイズが可能です。
【Earfun Audioで利用可能な機能】
- イコライザーによる音質調整 ※詳細な設定には不向き
- ゲームモード(低遅延)のオン、オフ
- タッチ操作のカスタマイズ
- ファームウェアアップデート
- 製品チュートリアル(デジタル説明書)
まとめ
今回は、Earfunの最新ワイヤレスイヤホン「Earfun Air Pro 3」をレビューしました。
Earfun Air Pro 3は、10,000円以下ながらノイキャン、ワイヤレス充電、マルチポイント接続などに対応した多機能ワイヤレスイヤホンです。
発売初期に酷評されていた低音が異常に強い音質はファームウェアアップデートにより修正されており、現在は音質面でも不満を感じることはありません。
また、次世代オーディオ規格の「Bluetooth LE Audio」にもアップデートで対応予定です。
人気のあまりAmazonでは品薄状態が続いていますが、安くて多機能なワイヤレスイヤホンを探している人にはおすすめのイヤホンです。
この記事をSNSでシェア