Androrid端末とPCが連携できるインテルの「Unison」について

2022年9月28日にインテルからAndroido端末とPCが連携できるソフトウェア「Unison」を発表しました。

スマホやPCの連携機能については、Apple製品の得意分野とされており、Android端末やWindows製品では、iPhoneやMacといった複数端末の連携はできませんでした。

そんな中で、インテルが発表したUnisonによってAndroid端末の連携機能が強化され、他端末間の操作がシームレスに行えるようになります。

今回の記事では、Android端末とPCが連携できるインテルの「Unison」について解説していきます。

AndroidとPCが連携できる「Unison」とは？

インテルは日本時間の2022年9月28日にカルフォルニア州サンノゼ市で開催されたプライベートイベント「Intel Innovation 2022」に合わせて、ノートPC向けに提供される新ツール「Unison」を発表しました。

搭載されるのはインテルの中でも第12世代のCoreモバイル・プロセッサーを搭載したノートPC向けプログラムの「Intel Evo」シリーズで、スマホとPCの連携をシームレスに行う機能を実現します。

Apple製品のように端末同士でシームレスに連携して使うことができるので、今後AndroidやWindows製品の利便性が向上することが予想されます。

テレワークが普及する中で自宅のノートPCが作業環境の中心になったことで、あらゆる操作をPC上で行えるニーズが高まっています。

Unisonが導入できれば、スマホの操作もPC上で直感的に行えるようになります。

「Unison」による連携でできること

Unisonの登場によって以下のようなことが実現されます。

では、それぞれについて詳しくみていきましょう。

PCでスマホ通知を受け取れる

スマホに届いた通知をPCの画面上に表示させることができます。

PCで作業をしながらでもスマホの通知を確認することができますし、作業の手を止める必要もありません。

何気ないことかもしれませんが、Unisonによって連携機能が強化されることで、無駄な動作が減って作業の効率性がグッとますでしょう。

スマホから写真や動画を転送できる

スマホとPCの連携が強化されることで、写真や動画などのデータファイルを相互にやり取りすることができます。

いちいちUSBケーブルなどで接続して転送する必要もありませんし、クラウドサービスにアップロードする必要もありません。

スマホで撮影した写真や動画をPCにサッと転送して編集するといった流れもシームレスに行えます。

PCからテキストメッセージの送受信ができる

スマホアプリで使用しているメッセージアプリについても、PC上でメッセージの送受信ができるようになります。

1つの画面上でメッセージのやり取りができるので、テレワーク中でもPCから手を離す必要がありません。

PCから通話の発着信ができる

スマホとPCが連携されているのでPC側からの操作で通話の発着信ができるようになります。

PC作業中に電話がかかってきてもスマホに手を伸ばさずに受けられます。

iOS端末でも利用可能

Unisonは、AndroidだけでなくiOS端末にも対応しているので、iPhoneとWindowsPCとの連携もできます。

そのため、スマホやパソコンをApple製品で統一する以外の選択肢が出てくるでしょう。

「iPhoneは使いたいけどPCはWindowsが良い」という場合でも、Unisonを使えばApple製品の連携機能の利便性をWindowsPCでも実現できます。

「Unison」の提供予定

インテルが発表したUnisonを動作させるにはIntel製の第13世代Raptor Lake CPU（一部第12世代Alder Lake）を搭載するCore i9/i7/i5ノートPCが必要です。

今後ノートPCの買い替え予定がある方は、インテルのUnisonが搭載された製品の発売を待ってみるのもおすすめです。

まとめ

インテルが発表したAndroidスマホとWindowsPCが連携できる「Unison」について紹介しました。

Unisonの登場によってAndroid製品やWindows製品がApple端末のような使い方ができるようになります。

スマホとノートPCがシームレスに連携することで、何気ない無駄な動作がカットされて、より効率的なデバイス環境が構築できるでしょう。

今回の記事を参考にして、新しく登場するUnisonを搭載したノートPCを購入してみてください。