23年5月11日スタート 「マイナンバーカード」のAndroidスマホ搭載で何ができる?
活用の幅が広げられているマイナンバーカードですが、今後さらに大きな動きとして「Androidスマホに搭載される」ことが発表されています。
これまで豊富な機能性がありながらも、イマイチ利便性を実感することができなかったマイナンバーカードですが、スマホに搭載して使うことができればさまざまな用途で活躍するはずです。
公的手続きや各種申請がスマホ1つでスマートに行えるようになるかもしれません。
そこで今回はマイナンバーカードをAndroidスマホに搭載する計画について詳しく解説していきます。
この記事に書いてること♪
Androidスマホにマイナンバーカードが搭載される
マイナンバーカードの機能をAndroidスマホに搭載する計画は2020年末から検討されており、2022年4月には第2次の検討会が実施されました。
2022年度内の実現を目指しており、Androidの次はiPhoneでの導入も目指されており、各種制度の整備や方針の策定が行われていましたが、2022年10月13日の会見で2023年(令和5年)5月11日に、スマートフォンにマイナンバーカードの機能が搭載されることが発表されました。
これまでさまざまな用途に使える一方で、利便性に乏しいイメージがあったマイナンバーカードですが、Androidスマホに搭載されることで、より便利に使えると言われています。
物理カードがなくてもさまざまな手続きや申請が可能になるので、公的な手続きが今後さらにスマート化していくでしょう。
マイナンバーカードがAndroidに搭載されてできること
では、マイナンバーカードがAndroidスマホに搭載されることで何ができるようになるのか解説していきます。
主なポイントとしては以下の通りです。
- スマホ1つでさまざまな手続きやサービスが利用できる
- スマホからオンライン申請が可能になる
- スマホならではのUIで利便性を向上
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
スマホ1つでさまざまな手続きやサービスが利用できる
マイナンバーカードがスマホに搭載されることで、これまで物理カードを通じて行なっていたさまざまな手続きやサービスをスマホ1つで行えるようになります。
従来の方法だと、WEBからの手続きが可能でもマイナンバーカードをICカードリーダーで読み取る必要があるなど手間がかかっていました。
スマホにマイナンバーカードが搭載されていれば、マイナンバーカードが前提で行われる手続きやサービスについてはスマホから簡単に行えます。
また、物理カードが必要な場面でも、スマホのNECを使えば簡単に読み取ることができます。
さまざまな行政手続きやサービスがまとめて受けられるマイナポータルとの相性も高いです。
スマホからオンライン申請が可能になる
スマホにマイナンバーカードが搭載されていれば、物理カードがなくてもオンライン上で各種申請ができるようになります。
各種書類の発行もオンライン上で簡単にできるようになりますし、役所の窓口が営業していない時間帯でも申請ができるようになります。
スマホならではのUIで利便性を向上
スマホならではの機能を活用することでマイナンバーカードの利便性を向上することができます。
例えば、電子証明書を利用する際にパスワードを入力する必要がありますが、それを生体認証で代用すればよりスムーズかつ安全に行えます。
マイナポータルアプリとの連携も図ることで、よりシームレスで使いやすい仕様を目指しており、操作フローなどについてもユーザーテストを通じて改善を積み重ねていく予定となっています。
想定される用途について
Androidスマホにマイナンバーカードが搭載されることで、以下のような手続きや申請に使えるようになると想定されています。
- マイナポータル
- 行政手続きのオンライン申請
- 民間サービスのオンライン手続き
- 証明書のコンビニ交付サービス
- 健康保険証
公的な手続きだけでなく、民間サービスでの利用も想定されています。
マイナンバーカードのAndroid搭載に関する今後の予定
マイナンバーカードのAndroidスマホへの搭載については、2023年5月11日に実現することが決まりました。
まずは、マイナポータルを通じた行政サービスの申請や自己情報の確認、確定申告の簡便化といったさまざまなサービスに導入される予定となっています。
それ以降順次、公的証明書のコンビニ交付サービスや民間サービスでの導入を進めていきます。
iPhoneへの導入については早期実現を目指すにとどまっており、具体的なスケジュールは明らかになっていません。
まとめ
マイナンバカードのAndroid搭載について解説していきました。
これまで物足りなさを感じていたマイナンバーカードではありましたが、Androidスマホに搭載されることで利便性がグッと高まる可能性を秘めています。
Androidのみ先行して搭載されることが明らかになっているため、気になる方は早めにAndroidスマホを入手しておくのもおすすめです。
行政手続きなどをよりスマートにすることが期待されるマイナンバーカードのAndroidスマホ搭載について、皆さんも最新の動向をチェックしてみてください。
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