格安イヤホン Nicehck DB1 レビュー
今回は「Nicehck DB1」というイヤホンをレビューします。
Nicehck DB1の基本情報
Nicehckは高品質でリーズナブルなリケーブルで有名な中国系オーディオメーカーとして有名です。
Nicehck DB1はそんなNicehckのイヤホンでも特に安価な「エントリーモデル」として発売されました。
Nicehck DB1は1DDの非常にシンプルなカナル型イヤホンです。
DDは10mmのPUバイオロジカルファイバー複合振動板 N50高性能磁気回路 が使用されています。
難しい言葉ですが、要するにドライバーにこだわっているという事でしょう。
カラーはブルーとグレーの2種類があります。
購入時にマイクのあり・無しを選択でき、2Pin端子でのリケーブルに対応しています。
製品名 | Soundpeats Air3 |
メーカー | Soundpeats |
ドライバ | DD(10mm) |
インピーダンス | 16Ω |
標準ケーブル | 3.5mmアンバランス |
リケーブル | 2Pin、TFZ 2Pin(NX7 2Pin) |
重量 | 70g |
カラー | ブルー、グレー |
パッケージにアニメ風の女の子
Nicehck DB1のパッケージには日本のアニメ風の女の子のイラストが描かれています。
去年あたりから中華イヤホン業界でこのようなパッケージが流行っているようです。
同社のNicehck EBS2やMoondrop 水月雨も女の子のイラストになっていますね。
フラットな音声
Nicehck DB1の音質についてレビューしていきます。
再生環境はAndroidスマホ「Xiaomi 11T Pro」に有線イヤホン接続を可能にするアンプ「ibasso DC02」を接続しています。
Nicehck DB1の音を聞いて感じたのは、中華イヤホンにしては味付けの薄い「フラットさ」です。
一般的な中華イヤホンは低音と高音が強調された「ドンシャリ」傾向にあるものが多いですが、Nicehck DB1は真逆の特性を持っています。
変な強調や味付けがないため、長時間音楽や動画を見ていても疲れづらいです。
逆に楽しくて濃い音楽を楽しみたい人には物足りなく感じてしまう可能性もあります。
値段も1,000円ちょっとと安いですし、耳休め用のイヤホンとして1本持っておいても良いかもしれません。
エージング推奨
Nicehck DB1はメーカーがエージングを推奨しています。
「エージング」とは車で言う「慣らし運転」のようなもので、あえて負荷をかけることで音の出を滑らかにするなどの効果が得られます。
一般的にピンクノイズやホワイトノイズで20~100時間ほどエージングすると良いとされています。
Androidスマホでエージングをする場合は「Burn-InAudio」というアプリがおすすめです。
「Burn-In Audio」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.l.dan.burninaudio
また、アプリなしてエージングが可能な「Tonal Earphone」というサイトもおすすめです。
「Tonal Earphone」
リケーブル
Nicehck DB1は2Pinでのリケーブルに対応しています。
筆者は「Jialai LY2」というケーブルにリケーブルしてみました。
Jialai LY2が銀メッキケーブルという事もあり、音の明瞭さと高音域が少し強化されたように感じます。
Nicehck DB1の付属ケーブルは安っぽいので、見た目も綺麗になる効果もあり非常に満足です。
Nicehck DB1はフラットな音質のイヤホンのため、リケーブルでの変化を感じやすいです。
いろいろなケーブルに付け替えて楽しむのも良いでしょう。
Nicehck DB1はAmazonで2,300円、Aliexpressで1,500円程度で購入できます。
非常に安価ながらしっかりと良い音が出るので、中華イヤホンデビューにもおすすめです。
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