AmazonやGoogleも過信禁物!最近のシステムトラブルや対応方法をご紹介
世界には
- Amazon
- Apple
といった、有名サービスを多数抱えている企業がたくさんあります。
サードパーティーのよく分からないWebサービスやAndroidアプリなどを使うよりも、こういった大企業の有名サービスを利用したほうが安心ではあります。
ただし大手企業のサービスも100%トラブルが起きないわけではありません。
最近いくつかの企業がサービス停止といったトラブルを発生させており大きな問題になりました。
今回は最近大手企業がどういったトラブルを発生させたのか、またもし巻き込まれたらどう対応すればよいのかなどを解説していきます。
「ITに関する知識はあまりないけど、大手企業のWebサービスやAndroidアプリなどをよく使っているので万が一のとき対応できないと困る」という方はぜひご覧ください。
この記事に書いてること♪
大手サービス=絶対停止しない、というわけではない!トラブルが続出中
大手サービスもそうでない中小企業や個人のサービスも、
- サービスを提供するためのサーバー
- サーバーに入っているプログラム
- プログラムを提供するためのネットワーク
といった要素によって成立しています。
どれか1つでも問題があるとサービスがフリーズしたりうまく利用できなくなったり、最悪の場合全停止して使えなくなる可能性もあります。
大手サービスもトラブルと無縁ではありません。
たとえばSNSでは特定のユーザーが不適切な投稿を行ったことで「炎上(接続が集中)」し、Webサイトやアプリでまったく情報が一時期閲覧できない状態に陥ってしまうこともあります。
そしてSNS以外のサービスでもさまざまなトラブルが発生しているのもポイントです。
もし対応方法を知らないでトラブルに遭遇してしまった場合、
- 家族や友達への連絡が上手くできない
- ビジネスで情報収集したり取引先とやり取りすることなどができなくなる
といった悪影響が出てしまう可能性があります。
Webサービスやアプリが普段使いされている今だからこそ、積極的にトラブル時の対応方法を身に着けてITリテラシー(ITに関する良識)を上げていく必要があるでしょう。
AmazonやGoogleのトラブル事例を解説!なぜ発生したのかも知ろう
まずは最近トラブルが発生した
- Amazon
上記2企業の事例を見ていきます。
Amazonアプリで障害が発生、Amazon Prime Video などが開けない状態に
2021年6月24日に、
- Amazon ショッピングアプリ
- Amazon Kindle
- Amazon Music
- Amazon Prime Video
といったAmazonアプリが一時期開けず強制終了してしまうという不具合が発生しました。
- Amazonショッピングアプリで普段ショッピングをしている
- Amazon Kindleを隙間時間に使って本を読んでいる
- Amazon Musicで音楽を聴いて時間をつぶしている
といったユーザーが影響を受けたことと思います。
すぐに障害は解消したものの、Amazon公式からはなぜ問題が起こったかの説明はされていません。
アプリを管理しているサーバー、あるいはネットワーク間で障害が生じてうまく稼働しない状況に陥った可能性があります。
この障害はアップデートしても改善されるものではありませんでしたが、Webサービスは利用可能でした。
ですから
- パソコンからAmazonの各機能を使う
- AndroidスマホなどからアプリではなくWebサイトを開きAmazonサービスを使う
といった方法で対応が可能でした。
GoogleでGmailやYoutube、Googleドキュメントといったサービスが使えない事象が発生
2020年12月14日、Googleで障害が発生しています。
具体的には
- Gmail
- Youtube
- Googleドキュメント
といったGoogle各種サービスにエラー画面が表示されまったくアクセスができない状況になりました。
筆者は当時Youtubeを視聴していたのですが、急に利用不可能の見慣れないメッセージが入りTwitterで調査したところトラブルが発生していると理解しました。
この問題は世界中で発生しており多くのユーザーが影響を受けてしまう事件となっています。
Google側によると原因はログイン時に使う認証システムの不具合とのことです。
Google側の対応が早く1時間足らずで解決はしたものの、Google依存に疑問を投げかける人も出ました。
Android版Googleアプリで繰り返し停止のポップアップが消えない問題が発生
2021年6月22日、Android版のGoogleアプリで問題が発生しました。
アプリを起動すると「繰り返し停止しています」が5秒に1回表示されるといったトラブルが発生しています。
まともにAndroidスマホを操作できる状態ではなかったため、仕事に支障が出た方もいらっしゃったでしょう。
原因はアプリのアップデートにあり、更新してしまうと当該のエラーが発生する状況でした。
- アプリのアップデートをしない
- アップデートしたらGoogleアプリを無効にする
といった対策が有効でしたが、アプリ更新を停止したままだとセキュリティ上問題がありますし、アプリを無効にすると一部データが消えてしまいます。
実際私もWebサイトのショートカットアイコンが消えてしまいGoogleに不信感を覚えました。
6月24日朝には修正版が配信されたものの、1日で問題は解決しませんでした。
アプリがトラブルを起こすとAndroidスマホ全体が使えなくなる恐れがある事例となっています。
もし自分の使っているサービスが急に停止したら?対応方法をご紹介
ここからはもし自分の使っているGoogleやAmazonなどの大手サービスが停止したらどう対応すればよいのか、その事例をご紹介していきます。
原因を切り出して再起動やキャッシュ削除などを試す
急に自分の使っているサービスに問題が起こってもあわててはいけません。
まずは本当にサービス側に原因があるのか、Androidスマホで切り分けてみましょう。
たとえばメールを削除できない、あるいは閲覧できないというトラブルは
- インターネット接続不良が原因で最新情報に更新ができない
- キャッシュが悪さをしておりうまく更新されない
といった問題が原因になっている可能性もあります。
心当たりがある場合は
- インターネットを一度切って再接続、再びアプリを起動してみる
- キャッシュを設定画面から削除してもう一度操作を試してみる
といった方法で簡単に問題が解決する場合も多いです。
パソコンで同じような問題が起こった場合も、似たような方法で解決可能になっています。
代替のサービスをあらかじめ用意して緊急時に使えるようにする
もし自分で問題を切り分けて解決しようとしても解決に結びつかなかった場合、サービス側のトラブルが原因で問題が起きている可能性が高くなります。
無理に対象のサービスを使おうと思っても、運営側が解決に当たってくれないと使えません。
そこで対象のサービスと同じような機能を持つ、代替になるサービスをあらかじめ用意しておくのがおすすめです。
たとえば「GmailだけでなくYahoo!メールも登録してやり取りに使う」という方法があります。
どちらも無料で登録可能でありメールの下書き保存や共有も簡単です。
そして万が一Gmailが今回ご紹介したように使えなくなっても、Yahoo!メール側は使えるのでプライベートやビジネスのやり取りは引き続き止めずにできるメリットがあります。
2つ以上サービスを用意しておけば(運営元が別々の場合が望ましいですが)、両方が同時に使えなくなる場面というのはそうそうないので万が一の際にも慌てる心配がありません。
ただし同じようなサービスに複数登録すると今度は管理が大変なため、2~3つ程度に候補のサービスを絞って管理がしやすいようにする、といった工夫が必要です。
Twitterなどで最新情報をチェックして解決を待つ
もしサービス運営側の問題が疑われる際は、今自分が使っているアプリのトラブル状況などをSNSで確認してみましょう。
大手メディアが大手サービスのシステムトラブルを記事にするのは少し時間が掛かりますが、SNSだと情報がすぐ流れるのでよりリアルタイムに問題を把握できます。
個人的におすすめなのが「Twitter」です。
Twitterは情報の拡散速度が速く、もし大手サービスにトラブルが発生している場合は複数同じハッシュタグでトラブルに関する投稿が見つかるはずです。
場合によっては対策方法が書いてあることもあります。
※ただし対策方法が正しいとは限らないので、信頼性を確かめてから実行しましょう
運営側がWebサービスやアプリの問題を完全に解決するのに、数日といったある程度の時間を要するパターンもあります。
そんなときもTwitterなどで最新動向をチェックしておけば調べないよりも安心です。
フェイク情報も流れているSNSですが、
- 有名な人がツイートをしているか
- 複数別の人が同じトラブル内容をツイートしているか
といった判断材料でうまく正しい情報をチェックしてみてください。
まとめ
今回は大手企業のサービスのトラブル事例を、対策方法といっしょにまとめてきました。
大手サービスでもトラブルが起きる可能性は0ではありません。
利用者が多い分トラブルが起きると大きな影響が出てしまいます。
ユーザー側としてはまず原因を切り出す、そして代替のサービスを事前用意するといった方法で被害をなるべく防ぐことが可能です。
ぜひ慌てずにトラブル対応を行いITリテラシーを向上させてみてください。
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