【Android】QR/バーコード決済と電子マネーが同時に使えるスマホアプリを紹介
還元率が魅力的な「QR/バーコード決済」。
PayPayやd払いなどのサービスが台頭しており、ときに10%や20%もの還元を行うことでユーザーを獲得しています。
QR/バーコード決済の利便性についてはいろいろ問題もあるものの、安さには替えがたいので結局こちらを使ってしまいますよね。
しかし、中にはポイントや割引よりも「利便性」を重視する人もいるでしょう。
キャッシュレス決済に関しても利便性とコストを両立するサービスの普及が望まれます。
今回はお得だけどちょっと不便なQR/バーコード決済サービスとタッチするだけでスマートな支払いができる電子マネーが1つになっているスマホアプリを紹介していきます。
この記事に書いてること♪
「利便性」と「ポイント還元」を両立した決済サービス
キャッシュレス化の推進とともにシェアを伸ばしている「QR/バーコード決済」。
PayPayやLINE Pay、d払い、楽天ペイなど大規模な還元キャンペーンを実施することによって、大多数のユーザーを獲得し、決済サービスの中でも独自の地位を築き上げています。
使う側としてみれば、やはり還元率の高さで利用する決済サービスを選ぶ傾向にもあり、クレジットカードや電子マネーと比較して積極的なキャンペーンを実施するQR/バーコード決済がユーザーを獲得しています。
ただ、QR/バーコード決済の弱点としては支払いの手間がかかるという点にあります。
アプリを起動して、QRコードを読み取って、などレジでの支払いに煩雑な手間がかかるためいくらお得とはいっても使い勝手がいいとは言いにくいです。
MMD研究所が調査を行ったキャッシュレス決済のイメージに関しても同様の傾向が発表されており、QR/バーコード決済の使用理由の多くは「ポイントがたくさん貯まるから」でありました。
逆に電子マネーなどに代表される非接触決済サービスに関しては「会計がスムーズに終わるから」「使い勝手がいい」という結果となっています。
(MMD研究所-調査データ「2019年9月スマートフォン決済に関する実態調査」より)
つまり、ポイントが貯まりやすいキャンペーン時には「QR/バーコード決済」を使うけど、普段使いなら便利な電子マネーの方がいいと考えている人も少なからずいるでしょう。
そこで注目したいのが「QR/バーコード決済」と「電子マネー」を1つにまとめた決済サービスです。
「利便性」と「ポイント還元」の良いとこ取りをしたサービスなのでぜひ知ってください。
「QR/バーコード決済」と電子マネー「iD」が一緒に使える「メルペイ」
まず最初に紹介するのはフリマアプリのメルカリが運営している「メルペイ」です。
こちらのサービスはメルカリで得た売上金をそのままメルペイの支払いに使えるという特徴があり、売上金以外にも銀行口座を使ったチャージに対応しています。
こちらでは「QR/バーコード決済」に加えて、電子マネーの「iD」による決済に対応しています。
QR/バーコード決済に関しては従来のサービスとそこまで変わりませんが、iDに関してはポストペイ型ではなくチャージが必要なプリペイド型となっています。
スマホの非接触IC機能を利用して、スマホをかざすだけで支払いができます。
iD決済では、メルカリアプリを起動する必要はありません。
さらに、チャージ式だけではなく、利用金額を後日まとめて支払える「メルカリスマート払い」にも対応。
ポイント還元率もQR決済とiD決済とで同様の水準となっており非常にお得です。
ただ注意が必要なのはQR/バーコード決済の「メルペイ」と非接触決済の「iD」では、使えるお店が異なります。
同じメルカリアプリに搭載された機能ですが、メルペイは「メルペイ加盟店」、iDは「iD加盟店」でのみ利用可能です。
2020年春導入予定!「楽天ペイ」で「Suica」が使えるようになる!
メルペイのようにQR決済の還元率と電子マネーの利便性を両立したサービスが存在します。
そんな中、楽天ペイが2020年春頃を予定にアプリ内でSuicaが利用できる機能を追加すると発表しました。
楽天ペイアプリからSuicaの発行・決済が可能になることで、QR/バーコード決済の「楽天ペイ」に加えて、非接触決済の「Suica」が利用できるようになります。
楽天ペイからSuicaへのチャージで「楽天ポイント」が貯まりますし、スマホをかざすだけで支払いができるスマートな決済方法にも対応します。
ポイント還元において圧倒的な優位性を持つ楽天が、これまた電子マネーとして独自の地位を築き上げたSuicaとコラボするという、まさに「鬼に金棒」なサービスです。
こちらに関しては、まだ提供開始にはなっておらず、最初はAndroid用アプリでのみ対応する予定となっていますが、「QR決済」+「電子マネー」の組み合わせということで注目ですね。
「QRコード決済」+「電子マネー」!今後可能性があるとしたらどんなサービスの組み合わせ?
ポイント還元と利便性を両立し、決済サービスとして日常的に使ってもらうために今後もメルペイや楽天ペイのような変化が起きることが予想されます。
例えば、電子マネー「iD」はNTTドコモが運営している決済サービスでもあるため、組み合わせるとしたら「d払い」の可能性が高いかもしれません。
また、QR決済で大規模なシェアを獲得しているPayPayの動向にも注目です。
キャッシュレス業界はこれまで、それぞれの決済サービス同士でシェアを争うのみでしたが、今後は他の決済サービスと組み合わせを行うことでより大きな付加価値の創出を狙っていくと考えられます。
まとめ
QR/バーコード決済のポイント還元率は魅力的ですが、利便性に関してはどこか物足りないと感じる人が多かったと思います。
そんな中、QR決済に電子マネー機能を組み合わせることで利便性を補うサービスが登場しているので、QR決済に不満が合った人はぜひ利用してみてください。
これなら「お得さ」と「便利さ」を両立でき、さらに魅力的なキャッシュレス決済になるかもしれませんね。
今後のキャッシュレス決済のトレンドになるかもしれない「QR/バーコード決済」と「電子マネー」のコラボに注目です。
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