Android版「Googleドキュメント」で手書き機能を使う方法

2024年2月26日(現地時間)に、Googleは書類作成ソフトの「Googleドキュメント」にて、手書きの注釈ができる機能がAndroidに対応したことを発表しました。

スマホやタブレットのタッチ操作機能を活かすことで、書類に簡単なメモやフィードバックなどができるため、書類を通じた様々なコミュニケーションが活性化されるでしょう。

データをいちいち紙に印刷する回数も減らせるため、ペーパーレスでスマートな運用も可能になります。

今回はAndroid版のGoogleドキュメントで対応した手書き機能を解説します。

Android版「Googleドキュメント」で手書き注釈に対応

2024年2月26日からAndroid版のGoogleドキュメントで、手書きによる注釈機能が追加されました。

タッチ操作を使用してGoogleドキュメントに直接書き込みができるため、書類データを介したコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。

現状はAndroid端末のみでしか利用できませんが、Googleドキュメントの利便性がより広がる機能追加と言えるでしょう。

手書き機能でできること

Android版のGoogleドキュメントの手書き機能でできるのは以下のことです。

  • ペンまたはマーカーを使って注釈を入れる
  • マークアップを非表示/表示する
  • マークアップを消去する
  • 提案されたマークアップを挿入する

ペンによる書き込みだけでなく、マーカーを使って特定の部分を目立たせるなどの使い方も可能です。

そのため、Googleドキュメントのコメント機能よりも直感的で分かりやすいフィードバックが可能になります。

手書き注釈が使える端末

Android版のGoogleドキュメントの手書き機能が使えるのは、Android OSに対応したスマホやタブレットのみです。

リリース時点では、Androidデバイスのみ利用できる仕様になっており、他の端末では機能が限定されています。

iOSデバイス・デスクトップ端末では、注釈の書き込みや編集はできませんが、以下の機能は使用できます。

  • マークアップでドキュメントを表示する
  • マークアップを削除する
  • マークアップを非表示/表示する

そのため、Android端末とiOS端末でドキュメントのやり取りをする場合、手書き機能をスムーズに利用するのは難しいでしょう。

まだリリース直後の機能でもあるため、今後この機能がWindows、macOS、iOSデバイスに開放されていくのを期待しましょう。

Android版「Googleドキュメント」で手書き機能の活用シーン

Android版のGoogleドキュメントの手書き機能の活用シーンは以下の通りです。

  • 業務内でのフィードバックの提供
  • 教育現場での学生への指摘
  • 建設現場での家主からの意見提供

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

業務内でのフィードバックの提供

業務内で作成した書類を同僚や上司に渡すことで、手書きによるフィードバックや意見交換が可能になります。

紙に印刷して書き込みをする必要もありませんし、コメント機能のように文字だけで視覚的な分かりにくさも克服しています。

フィードバックをした人によって注釈の色を分けるなどの使い方も可能です。

教育現場での学生への指摘

学生が作成したレポートに対してもフィードバックを行うことができます。

文章の添削だけでなく、図の作成方法や構成など、視覚的に分かりやすいフィードバックが行えるため、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

建設現場での家主からの意見提供

建築現場でも設計や計画に関する意見交換も簡単に行えます。

文字だけの意見交換だと具体性が欠けて、双方に行き違いが生じる可能性もありますが、手書きの注釈であれば視覚的にも直感的にも分かりやすくコミュニケーションができます。

Android版「Googleドキュメント」で手書き注釈を利用する方法

Android版のGoogleドキュメントで手書き注釈機能を使う方法は以下の通りです。

  1. ドキュメント内の「マークアアップ」アイコンをタップする
  2. 書き込みをするペンの色や太さを選ぶ
  3. タッチ操作で書き込んでいく

タッチペンをお使いであれば、簡単かつ直感的な操作で注釈の書き込みができます。

ペンの色や太さも調整できるので、さまざまな使い分けで利用できるでしょう。

まとめ

Android版のGoogleドキュメントで追加された手書きの注釈機能について解説しました。

手書きによる注釈ができると、文書データを印刷しなくてもフィードバックが行える上に、視覚的にも直感的にも分かりやすいコミュニケーションが可能になります。

ビジネス現場や教育現場など、さまざまなシーンでの活用も期待されいるので、Android端末以外での開放も期待されます。

Android端末で文書作成を行なっている方は、今回新たに搭載された手書き注釈機能を使ってみてください。
 

 

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