Androidスマホで使える「盗難保護」機能を解説
スマホを紛失または盗難された際に、端末本体だけでなく、端末内のデータや個人情報に関しても心配ですよね。
個人情報が流出したり、アプリのアカウントに不正ログインされたりなど、さまざまなリスクが考えられます。
そこで用意しておきたいのが、Androidスマホの「盗難保護機能」です。
盗難保護機能では、必要に応じてAndroidスマホをロックしたり、データを消去できるので、スマホを失くした際でも、さらなる被害の拡大を防げます。
Androidスマホで使える盗難保護機能を解説します。
この記事に書いてること♪
Androidの盗難保護機能とは
Androidの盗難保護機能とは、スマホを紛失または盗難した際に、必要に応じて画面をロックしたり、データを削除したりできる機能です。
スマホを紛失または盗難されると、スマホの内のデータを悪用されたり、個人情報が流出したりするリスクが生じますが、盗難保護機能で画面ロックをすれば、被害の拡大を防げます。
盗難や紛失を検出して自動的に画面をロックする機能もあるため、突然訪れるトラブルに備えて設定しておくといいでしょう。
なお、盗難保護機能は「Android 10以降」でのみ利用できます。
Androidの盗難保護の種類
Androidの盗難保護機能には、主に以下の4種類があります。
- 盗難検出ロック
- オフラインデバイスロック
- リモートロック
- デバイスを探してデータを消去
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
盗難検出ロック
盗難検出ロックは、デバイスが持ち去られたことが検出された際に、画面をロックする機能です。
持ち去られたかどうかの判断は、Android端末のセンサーやWi-Fiなどで行い、AIによって判断の精度を高めていきます。
持ち去られたことが検出されると、画面が自動的にロックされるため、スマホが盗難に遭った際でも、不正利用などの被害に遭うのを防げます。
この機能をONにしておけば、誰かがスマホを奪って走って逃げたり、自転車や車で逃走したりした際でも、盗難検出ロックが作動して、二次被害を防ぐことができます。
オフラインデバイスロック
オフラインデバイスロックは、デバイスがオフラインになると自動的に画面をロックする機能です。
スマホが盗まれてインターネットが切断され、「デバイスを探す」機能で端末を探すことができなくなり、オフライン状態がしばらく続くと画面がロックされます。
リモートロック
リモートロックとは。デバイスを紛失または盗難された際に、電話番号だけで画面をロックする機能です。
使い方は、「android.com/lock」にアクセスした上で、指定の番号に電話をかけ、自分の電話番号を確認するだけです。
電話番号を使って簡単に手元から離れたスマホをロックできるため、不正利用などの二次被害を防止できます。
なお、リモートロックを使うためには、以下の条件をクリアしなければなりません。
- 画面ロックがある
- デバイスに有効な SIM カードがある
- 確認済みの電話番号がデバイスに設定されている
- 「デバイスを探す」がオンになっている
- デバイスがオンラインである
デバイスを探してデータを消去
「デバイスを探してデータを消去」は、デバイスを探す機能を使用して、スマホの位置を特定したのちに、スマホ内のデータを全て消去できる機能です。
スマホを紛失または盗難された際に、スマホの位置が特定できても、見つけるまでに不正利用の被害に遭う可能性があります。
端末内に保存されたデータは全て消えてしまいますが、被害の拡大を防ぐことができるため、必要に応じて使用するといいでしょう。
なお、SDカードに保存されたデータは消去できないのと、端末がオフラインの場合には、オンラインに復帰した後にデータ削除されます。
Androidの盗難保護機能を使う方法
Androidの盗難保護機能を使う方法は以下の通りです。
- 設定アプリを開く
- 「Google」をタップする
- 「すべてのサービス」から「盗難保護」を選ぶ
- 使用する盗難保護機能をONにする
必要に応じて使用する盗難保護機能をONにしておきましょう。
まとめ
Androidスマホで使える盗難保護機能を解説しました。
スマホの紛失や盗難は突然起きることなので、被害の拡大を防ぐためにも、前もって準備をしておきたいですよね。
盗難保護機能では、用途に応じたデバイスロックやデータ削除ができるため、スマホを失くした際でも、それ以上の被害を防げるでしょう。
今回の記事を参考にして、Androidスマホで使える盗難保護機能を利用してみましょう。
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